大田区議会有志での障害平等研修
DET(Disability Equality Training)
『障害ってなんだろう?』

障害当事者がファシリテーターとなって理解を深める対話型の障害学習に参加させて頂きました。
ファシリテーターをして頂いた、バリアフリー社会人サークルcolorsの石川さん。何度もcolorsで音楽を楽しませて頂いているのですが、今日お話を伺うまで当事者と知りませんでした。
障害認定3級、医師から就労困難と言われても、周囲から目で見てわからない障害もある。

"障害"って何だろう?
その人の身体的な特性?(医療モデル)→
社会参加への"カベ❗"バリアー(社会モデルへ)
と認識していても、グループでの対話により、視点の違う様々な意見を出し合う事は、多くの気付きがありました。

障害とは何か?では、なぜ?どこに課題があり、何が必要か?
じゃあ、どうする?
私達は、自分達の企業・会社に何ができるか?
気付きを得た一人一人が、次の行動に繋げて行くことで社会を変えて行くこと。

ビデオ解析に見る
差別と偏見、企業の意識
そして、障がい者を、"障害"で「ひとくくり」にするのではなく、一人ひとりの尊厳と多様性を認め合い、活かし会える社会となることを願って、
ぜひ多くの方、多くの企業、多くの行政職員の方に、研修に参加して頂きたいです。

⬇以下、研修報告。

演習1
「障害とは○○である。」
演習2
"障害とは、何ですか?"
車椅子に乗っている少年にとっての障害とは?
・入り口が階段の上にある。

自分達が考えている障害というモノを、様々な視点から考える。
"障害は、何処にある?"
なぜ、どこ?は、大切なのか
←解決方法が変わってくる。

演習3 ビデオ解析
1、銀行の窓口で、視力障害の方に紙の資料が渡された。
2、なぜ?
・この銀行は、視力障害の方が"一人で来ること"が想定されていない。
健常者の視点だけ。
3、どうする?
障害のある方が、どうしたら不便でなくなるか?
ガイドヘルパーさんや、誰かが付き添っていて当たり前。
では、障害者が一人で出歩けるようにするには、何が必要か?

全世界の中で15%が障害者
7人に一人が障害を抱えている

障害者理解の為に、イギリスで出来た研修システム。

○ビデオ解析 「逆さまの世界・ブラインドデート」
障害者差別法が施行され、企業としてどの様に取り組んで行くかー

異なる視点から物事を見つめる

・手話で話しかけられても理解できなかった
・性的マイノリティーのカップルに変異な感じを持った
・福祉タクシーに乗車拒否をされた
・障害者雇用の企業へ来た
・受付の点字書類が読めない
・就職で門前払い
・車椅子専用のバス
・みんなが手話で会話している
・障害者専用レストランで、健常者であることが不自然な世界に、やって来た車椅子の彼女。奥の席に通されてしまう。
・差別的な視線とひそひそ話
・健常者一人で居るということ、介助者がいて当たり前
・障害者と健常者で恋愛ができない
・話すよりも、まず行動!

差別と偏見
その人個人ではなく、健常者という
"ひとくぐり"で捉えられて、決めつけられてしまう。
相手の立場になっていない。理解を深める、多様な人々がいる社会で、健常者のことしか考えられていない。

まとめ
障害とは「何」ですか?

常に、障害とは何だろう?何処にあるのだろう?と考えて欲しい。

後半
「じゃあどうする?」
Q.この箱の中に、どうやって☆を入れますか?
・○を☆形にする。
・○を広げる
・変える「障害者」を
・変える「社会」の窓口を
どうやって、障害者を迎え入れるか

ワンステップバスの導入
→本当に障害当事者の使いやすいものには成っていなかった。

2つのヒント
①変える、どちらを?:障害者を?社会を?

?クアラルンプールの社会福祉事務所
・点字ブロックが無い・歩道が傾斜していて危ない・

「じゃあどうする?」
行動リストづくり
「私は自分の会社(団体、学校、etc)の○○を変える」

大田区役所のー
聴覚障害の方への対応、
生きづらさ、不便について、どの様にバリアを取り除いて行けるか。

障害平等研修フォーラム(DETフォーラム)ファシリテーターは、障害当事者。
全国で33人中、12人が大田区に居る!
(全国最多❗)

養成されたファシリテーターが、
企業への障害者差別解消に向けたコンサルティングを行っている。

・障害者雇用促進法
・障害者差別解消法

の観点から、企業・行政をどの様に変えて行かれるか。
社会の様々な場面での理不尽と無理解を、当事者の視点から、バリアーを取り除いて行くこと。

一人ひとりが行動に繋げて行くことが大事❗アクション‼