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昨日は、東京青年会議所4月例会
『相互理解からつくる共生社会の実現』
~思考プロセス、行動原理の違いを相互理解しより良い共生社会を築こう~
をテーマに、テレビでもお馴染み人間性脳科学研究所 所長 澤口俊之 先生、TBSテレビ報道局解説専門記者室長 杉尾秀哉ご講演頂きました。
男女の脳の違い、共生社会の大切さを脳科学を切り口にお話頂き、とても興味深かったです。
男性社会に女性の割合が高い程利益率も高くなるという指摘、
(写真は大田区委員会の懇親会。女子率低い!身近な所から女性メンバーも拡大して行きたい🎵40才以下の方、ぜひご連絡お待ちしています!)
世界の男女平等の度合いを示した
「ジェンダー・ギャップ指数」で
日本は調査対象142ヵ国中104位。
議会も、企業も、指導的な立場にまだまだ女性が少ない現状があり、識字率と中等教育が世界1位を誇る一方で、大学の進学率は105位に留まっている。
社会意識におけるダイバーシティ、多様性を認め合う土壌づくりが、
今後の超少子高齢社会の日本を支えるためには不可欠であるとの指摘を、
杉尾さんより、様々な事例も交えて、解りやすくお話頂きました。
女性が輝く社会!と、現政権も唱っていますが、少子高齢社会の労働力としての女性の活用というだけでは不充分!
男女共に、生き方、暮らし方、そして働き方とそれを支える企業・会社の意識も変革が求められていると感じます。
以前、大田区役所における男性の産休育休の取得率を議会質問したところ、ほぼゼロとの回答でした。
男女平等といっても、女性が男性化することではなく、
それぞれの役割を尊重しながら、互いに理解して支え会う社会。
女性が子どもを産み育てながら働き続けられる社会であると共に、
男性も子育てや家族、地域社会にも参加して行ける社会へと、
意識と仕組みを変えて行きたいです!
⬇
ご講演より。
人間性脳科学研究所 所長 澤口俊之 先生
「決断に対する思考の違い
「解決型」結論重視(男性が多い)
「共感型」プロセスを大切にする(女性が多い)
相談された時に、打開策を提示してもすぐに行動に移さない→共感が欲しいのかな
魅力的な女性
生物学的に、
高齢出産 お母さんの年齢が高いほど、子どもの知能指数IQの高いという研究結果も
魅力的な男性
何歳であっても子どもができるが、45才過ぎると自閉症や統合失調症の増加も
魅力的な人ほど社会的に成功しやすい(年齢とは無関係)
魅力的な人は、一般知能gF(IQ)が高い(年齢とは無関係)
男女ともにgFを高めれば、社会的に成功する!
~75リスク大
75~80難しい
90~110現状維持
110~125前途洋々
125~成功間違いない
一般的gFの世界地図とGDP
一般知能の高い国ほど、GDPが高くなる
アメリカの研究結果でもgFと年収は綺麗に相関する
頭の良さ
「gFは人間として最も重要な知能だが、その伸ばし方は誰も知らない」
2000年に脳内センターがgFの向上法を開発 前頭葉に注目
知能というと、これまでは個人毎に調べていたが、
さらに最近「集団知能(cF)」が発見
~仕事集団における女性の重要性
集まったときに出てくる知恵
グループ(仕事集団)に固有の知能因子に女性に比率が非常に重要
有能な仕事集団には女性が必須
女性は「社会感受性」が高いため
「パネルディスカッション」
決断に対する思考の違い
「解決型」「共感型」
男性だから女性だからではない
澤口さん》
子どもの問題はとても簡単
7歳まではお母さんに任せれば良い
7歳からお父さんが重要。子どもを遊びにつれて行く役割。
女性は、家庭において言いたいことを我慢してはダメ!脳が老化してしまう。
喧嘩はした方が良い。
喧嘩をした方が、夫婦の理解が深まる。
言いたいことを我慢しては、後でダメになる。
夫婦喧嘩では、男性がハグして謝れば円満。
杉尾さん》
JCの女性会員の割合、全国では5%
日本の常識、商工会でも、どこでも、全体の中での女性の割合を変えなければ、組織は変わらない。
これまで意見が違っても喧嘩はしなかった
自分の気持ちしかこれまで考えてこなかったという反省
話し合って解りあう事の重要性を実感した。
第3部杉尾秀哉さん
『大転換期』
1、環境と経済成長の矛盾
2、1000兆円を越える大借金と減税の矛盾。
10超円ほど税金が足りない、消費税は20%~25%必要な時代がやって来る。
人口減少社会を
2060年には、これから4000万人減る。今は4人に一人の高齢者が、半分が高齢者となる。
消滅自治体という
人口減少社会において経済成長を達成した例はまれ。
ルネッサンス期のイタリアのみ
ヨーロッパの国々が、社会の成熟により、出生率が下がっている。
フランスは1,6まで下がった出生率を2まで上げた。
女性が働きながら、男女ともに社会全体で子育てを支える社会を築いた。
宮本太郎先生 東京オリンピックの頃は、胴上げ社会6、7人の若者で高齢者1人
騎馬戦型→肩車型
下の馬を潰さない方法
上に乗って頂く方に、軽くなってもらう→年金の削減と先送り
下の力を強くする
女性の活躍、高齢者、外国人
・女性が輝く社会
・高齢者でも、上に乗るのではなく、いつまでも活躍して頂く
・外国人の活用 移民政策をどうして行くか
エコノミスト誌の世界予想
日本は2050年に、超少子高齢社会。
日本は世界が未だ経験したことのない高齢社会
日本は、課題先進国
戦後復興→高度成長
公害問題→環境先進国
オイルショック・エネルギー問題→省エネ先進国
老人大国→今後、課題解決のキーワードはダイバーシティ
これからの課題に向き合うためには、男女は役割の違いはあっても、
能力の違いはない
若い方も高齢者も
外国人
障害者の雇用が進まない
サムハル(スウェーデン) 労働者の殆どが知的障害であっても利益をあげている企業
ダイバーシティの重要性
女性の働く方は1.5倍に増えているが、非正規が多く、賃金総額は、男性1に対して0.3
北欧は、男性1に対して女性0、68
女性の労働においての
GGI 135位105位 先進国中最下位。
女性議員 国政で8%
女性管理職 8%
安倍総理は30%にしろというが、
女性が活躍する職場は、利益率が高い。
基本的に男性を中心とした商品開発→女性の視点
女性が出産しても、バリバリ活躍できる会社には優秀な人材が集まってくる
P&G 女性の管理職が40%
日本の伝統的な社会形体は、男性型モデルから成り立っていた
企業戦士と専業主婦
終身雇用と年功序列の崩壊
年金の3号問題
共働き率が福井県
イクメン家庭は、子沢山
男性も育休を取ろう!
女性の育休の取得率は8割
男性の育休の取得率は僅か2%
日本の今の社会、企業においては、育休を取る男性はマイノリティで出世の道から外れると思われている。
ニッセイは、男性の育休取得率100%
男性も育児に参加するのが当たり前の時代
女性と男性の役割分担
最近、専業主婦願望の若い女性が増えてきた。
働きながら育児をする先輩の大変な姿に、若い世代の意識が
働き方だけではない、
生き方、暮らし方
自殺が3万人という国
男性の自殺者が多い
職場のエースが仕事に行き詰まり命を絶ってしまう
アメリカに赴任中の子どもと関わった時間に気付いた事、発見したこと。
男性の仕事の物語
女性の家族の物語
其々、別の物語でえいきを養うこと
他の世界を持つことが、生き方を豊かにする
仕事と家庭の調和
単線型 仕事という1つのレールだけでなく、
複線型の生き方
物質的な豊かさから、心の豊かさを重んじる生き方
自分と全く違った生き方の人と共に働く事
これまでと全く違った見方が出来ることで、自分に得られる気付き
2020年のオリンピック・パラリンピックに向けても、ダイバーシティ、多様性を認める共生社会を築いて行くことが求められる。
共生社会の実現に向けて
一人ひとりが持っている個性を尊敬し合うことが、すべての社会の基板となるような意識改革
提案1、家族・パートナーへの理解
提案2、会社・職場での理解
提案3、東京会議所内で、多様な方が参加できる環境づくり
土日祝日の会議開催、子連れでの会議、Web会議等
多様な個性と考え方を理解し合うことそして、社会に発信して行くこと」
貴重なお話とメッセージをありがとうございました!
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