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昨日『9/16』は、何の日かご存じですか?

日本考古学の原点
エドワード・シルヴェスター・モースが
大森貝塚を発掘発見したのが、明治10年9月16日
『大森貝塚発掘発見137周年』を記念し

月曜日の祝日には、記念式典が行われ、
          

大田区の「大森貝墟」碑と


品川区の「大森貝塚」碑、


大森駅構内の「日本考古学発祥の地」碑それぞれに献花が行われました。



午後は「第29回文化フォーラム 大森貝塚とモース~日本考古学の原点~と題して、元大田区郷土博物館学芸員の加藤緑さんの講演会。





大森貝塚保存会、大森倶楽部の皆さん、ライオンズクラブ、大森ロータリーの皆さんと、地域の皆さんが主体となって、地元の歴史と文化財を守っている取り組みが素晴らしいです。

大田区教育委員会、品川区教育委員会文化財課も出席し、今後一層の郷土の歴史と文化を継承する学校教育の取り組みが求められます。
昨年江戸東京博物館で開催された『明治のこころ~モースが見た庶民のくらし』は、とても素晴らしかったです。
モースが、考古学の父のみならず、日本の学術研究・報告においても重要な役割を果たしたこと。


https://www.facebook.com/moriai0530/posts/719871268025446

駅前の開発において、大田区の貝墟碑の保全に対して地域から要望の声が上がりましたが、民地の取得に至らなかった反面、
品川区では、JRの社宅を区が買い取って「大森貝塚遺跡庭園」を整備し、縄文時代と大森貝塚について学習できる公園となっており、教育委員会の中に"文化財係"が有ることに驚きました。



マンション建設においても、大森貝墟碑が、これまで通りに区民が見学出来るのか、民間の大型開発に際して懸念もありました。
自治体として、地域の史跡を守り継承して行く為に、
区民の皆さんの活動を支援し、保全の為に区の積極的な取組・姿勢が求められると感じます

                

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