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昨日は、障がい区分に捕らわれない障がい者の就労支援・生活保護受給者も含めた"就労困難者"の就労支援の現場を視察させて頂く。
『FDA川崎』各部署に、必ず一人は、就労困難者が就労している。

2000年に立ち上げた
当時のITブームの中で
「履歴書を見ずに採用を」と雇用革命を打ち出し
現在では"20大雇用"
会社の中に教育部署を作り、
"教育本部"でのITスキルとヒューマンスキルを育成する。
2000人は、IT
1500人は、就労支援に従事

"FDM"→障がい者とは呼ばない
"FutureDreamMember"と呼んでいる

「仕事があって、それにあった人を雇うのではない。
仕事で人を雇えば、業態が変われば、その人の仕事が無くなってしまう。
まず、人を採用してから、その人に合った仕事を作るのだ」という。

知的・精神・身体
それぞれに合った、強みを生かした仕事をしてもらう環境づくり

重度の知的障害がい者の方も、手の先のみが動けば扱えるPCで作業を行っている。

また、志を持って入社しても、厳しい現実に離職率の高さが課題となっている福祉職でありながら、離職する人は持病が悪化した方を除くとほぼ無いという。

秘訣となる"月に一回のご家族と語る会と父母会"
トップとご家族が語り合い、
年間3000人と、直接 意見、悩みを聞く
ご家族からの不満を解消すれば、社内文化全体が改善して行く。

そして週末の勉強会や映画会と、
親御さんの社内ボランティア・スタッフになる程
会社とご家族の距離が近い。

これまで、一つ一つ親御さんの不安解消に取り組んできた。
・情報発信が少ない
→瓦版を作った
・子どもの働いている姿が見えない
→"連絡帳"を書く

作業所だと、親同士の繋がりがドンドン稀薄になっている中
親の不安・不信感を安心に変えてもらう為
月に一度の父母会で連絡帳をお渡しする

障がいをもったお子さんは、幼少期から常に連絡帳で
支援学校との交換をしてきた。

"トップから汗をかけ"
という社風
「一人一秒のプレゼント」
働くことの意味、人の役に立つこと

生活保護受給者を3つのカテゴリで100名を雇用する

・ビジネスマナー
・IT
・社会福祉とは何か
を従業員自らに学んでもらう。

自分が受けているサービスの意味を、客観的に学んでもらう。


第2事業所 harmony
成澤事業部長さん

就労A型
就労B型

業務があって人を採用するのではなく
人を採用してから、業務とマッチングする

親と当事者が、プロ

障がいを持っている方が仕事を辞めてしまうのは、ほぼ親が辞めさせてしまう

支えていた側が、支える側に回ってもらう

当事者達が、支援に携わってもらう

親子で採用する場合もあるとの事。
生活介助の難しさ。
当事者のお母さんは、一番障がいを理解している。
だから、他の利用者さんの生活介助の仕事をしてもらう。
シングルマザーが、多いという現実。
→逃げるのは男性親が多いとの事。

年間相談300件,150件

手帳受給者、2割り

引きこもり
シングルマザーか、当事者か、高学歴か

愛情に不足してしまう
家族の連鎖・生保の連鎖・DVの連鎖
親の教育

障害を持つ方を、月間40人、年間500人の採用を行っている。

いままでの就労支援は、ゼロか100か

働き方のバリエーション

三つの約束
・業務時間は集中してー出来ることは、一生懸命
・ルールとコンプライアンスー感謝して
・自己啓発ーちょっとづつでも成長して行こう

回りの人に感謝して

"居場所とやりがい・出番=仕事"をつくる

引きこもりは、助成金も補助金もない
事業の裾のが広がってきた。
就労困難な方に、仕事と居場所と出番をつくって行く

「全世界共通賃金にして行きたい」

「当事者のお母さん達のボランティアに来て欲しい」
自分達の子どもが、
将来働いている絵が見える。
実感できる。
家でも実践してもらえば、将来の雇用に繋がる

福祉の専門家はいない
医療や福祉の方は、障がいの傾向は解る

けれども、雇用を作り出すことは出来ない。

現場で働きながら、資格を取りに行く

障害者手帳に振り回されるのではなく、
当事者が、手帳を使う側にまわれるように

これまでの企業と、順番・成り立ちが違う。
出口から作りはじめている

派遣に行った先で、直接雇用に切り替わった事例が年間150件
"彼らの理不尽さを知ってしまった"

自治体との包括協定

○場所の提供(30坪前後くらい)
障害者の作業所というと、場所が借りられない

○親御さん、当事者を集めてもらうこと
トップの講演会で、知ってもらうこと

○テーマ
松島町 農業と障がい者雇用
沼津 地域活性と障がい者雇用

ダイバーシティといっても
障がい区分が、細分化されている現状
以前議会で、区分を越えて共に支えられないかとの質問に、「専門性が必要」との答弁があったが、
ここでは、障がい者区分を越えて、
更には、就労困難者である生活保護受給者も一緒に就労支援を行うことで、
ともすれば「いつでも生活保護に戻れる」と継続の困難な生活保護者受給者も、
障害を乗り越えて働いている利用者さんの姿からヤル気を得て頑張っているとのお話をうかがう。

働くことは、生きること。
"みんな違って、みんないい"
すべての人に、居場所・生きがいと出番をのある社会を目指して。
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