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先の、都議会でのセクハラ発言に対して、都議会では25日に
「信頼回復・再発防止に努める」に留まり、発言者の特定もせぬままに、事実上の幕引きと見て取れます。
発言に対して、もっとも責任を持たねばならぬ政治家が、
自分の発言したことを名乗り出ることもなく、政治家の失言が度々問題となることは、政治不信の原因ともなり、とても残念なことです。
特に、大田区選出の都議であったことで、有権者の目は議会よりも厳しく、
一般企業で会議中にヤジなんてありえない、議会の常識は世間の非常識!
「女性として許せない」「このままで終わらせないで欲しい」と、
様々な会合に出た際の地域の声や、メール等を頂きました。
この度、大田区の超党派の女性議員で声明を行いました。
『女性に対する重大な人権侵害発言を行った議員の辞職を求める声明』
東京都議会2014年第二回定例会において、女性議員の発言中に
「早く結婚したほうがいい」「産めないのか」などの不規則発言が発せられた。
このような発言は女性に対する重大な人権侵害であり、絶対に許されるものではない。
「早く結婚したほうがいい」との発言については、発言があってから5日後、
大田区選出の鈴木章浩議員が、自らの発言であることを認め謝罪した。
しかし、同議員はマスコミのインタビューに対して、一度は「私じゃない」と全面否定していた。
同時に今回の問題は、鈴木章浩議員一人の問題で終わらせることはできない 「産めないのか」などの出産にかかわる不規則発言については、発言者等も明らかになっていない。 自民党が鈴木章浩議員には辞職を求めず、「産めないのか」などの不規則発言は発言者を確認できなかったとしたことや発言者を特定しないで、「再発防止」「信頼回復」に務めるだけで幕引きを図る都議会の姿勢に、国民や国内外のメディアから批判が広がっている。
多くの都民の方々から、女性に対する人権侵害発言を公然と行うような者は
都民の代表としてふさわしくないとして、議員辞職をはじめ、東京都議会に対して厳しい処分を求める声が数多く寄せられており、これらの都民の声は当然である。
よって、大田区議会女性議員は、鈴木章浩議員の辞職とともに「産めないのか」などと発言した議員についても自ら名乗り出て潔く辞職することを強く求めるものである。
また、東京都議会として、引き続き今回の不規則発言問題の徹底解明を図るとともに、この事態を重く受け止め、二度とこのようなことが起こらないよう、
言論の府たるにふさわしい東京都議会を確立し、本来あるべき議会制民主主義への信頼回復に向け、誠心誠意努めることを求めるものである。
2014年6月27日
大田区議会女性議員 *大田区議会民主党・新政会 森 愛
*大田区議会緑の党 野呂恵子 *大田・生活者ネットワーク 北澤潤子 *日本共産党大田区議団 清水菊美 金子悦子 菅谷郁恵 和田正子
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