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都議会女性議員へのセクハラ発言が問題となっています。

”議会”という、ある種旧態依然とした不思議な世界。
まだまだ、男性社会だなぁと感じることも多くあります。


問題にこそなりませんでしたが、
以前、待機児童対策について私が議会で質問した際、

「子どもも居ないくせに何がわかる!」
というヤジや「女が外に出るからこうなる。家で育てていればいいんだ」という様なオフレコ発言に驚愕としたしたこともあります。

子どもが居ないからこそ、これから同世代の女性たちが、子どもを産み・育てやすい社会づくりを目指して質問して何が悪い!と怒りを覚えたものでした。


今定例会においては、「兄弟が同一の認可保育所へ入所できるように選考基準の見直しを求める陳情」が出ましたが、否決の委員会決定。
本日の本会議で同意できず議場を退席させて頂きました。
雨の日など特に、兄弟を別々の保育園に送り届けてから仕事に向かう毎日は、本当に大変なことです。「兄弟がいるという条件だけ優遇はできない」等、否決の理由が挙げられましたが、そういった現場で困っているお母さんの願いを、行政が出来ないからこそ、区民の代弁者である議会が、どうしたら実現することが出来るか、真摯な対応が望まれます。


また、安倍政権は、女性が輝く日本へ!として、女性の活力を成長戦略の3本目の矢として
2020年までに「起業での指導的立場にある女性を30%にする」という目標を掲げています。


聞こえは良いですが、その本心は、「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」という会を立ち上げ、
「男性リーダーが、女性を管理職に途用してやりなさい」という、旧態依然とした男性社会への女性の配置推進的な本音が見え隠れして感じてしまうのです。

「女性が子どもを産み、育てやすい社会」として、女性の社会進出を後押しする保育園の充実に大田区も取り組み、この3年間で1400名の定員増を実現しましたが、今年も4月時点で613名の待機児童を生んでしまいました。
(本日可決した26年度第2次補正予算でも、待機児童緊急対策予算を組み、この待機児童数を受け入れられる保育所の整備に取り組んでいる所です!)


しかし本来、預ける場所を造る事が、待機児童対策なのだろうか?と

疑問を感じます。
子どもが一番かわいい時に、より親子が一緒に過ごす時間を造ることこそが、
子どもにとっても、親御さんにとっても、求められる政策なのではないでしょうか?


スウェーデンなどでは、待機児童という考え方がありません。
それは、育児休暇が男女ともに充実しており、幼少期の子どもは、両親のどちらかと過ごすため、週に2日程度しか保育園に通わないというのです。
それに比べ日本は、男性の育児休暇の取得率を以前議会で質問しましたが、区役所ですら育児休暇を取得した男性職員はほとんど居ませんでした。


世界経済フォーラムが2006年から行っている「世界男女格差報告」で、日本は世界136ヵ国のうち101位から105位へと、順位が後退している現状もあります。


単に〝女性の社会進出”を謳うだけではなく、


”男女共に家族と過ごす時間を大切にできる働き方と、それを支える企業の理解・社会風土”が求められていると感じます。

真の意味で、女性が輝く社会を願って

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