本日は「保健福祉委員会」です。
 福祉部と保健所の事業概要について・大田区地域福祉計画の策定・災害時要援護者名簿・グループホーム・障害者総合サポートセンターについて・生活保母の動向・生活保護者へのジェネリック促進・不活化ポリオワクチン予防接種・区内での食中毒の報告等を審議いたしました。

午後は保健福祉委員会視察です。大田区重症心身障害児を守る会 一時宿泊施設 新蒲田「きずなの家」、萩中「大田生活実習所」、矢口「いずみえん」、障がい者総合サポートセンター予定地を視察し、現場の取り組み、利用者の皆さんの日ごろの様子、現場のご意見、今後の課題等お話させて頂きました。

大田区重度心身障害児(者)を守る会「きずなの家」。
 多動などの動く重症児は緊急一時で預かってもらえず家族が困っている中、守る会と地域の教会の善意により誕生。現在一泊会員500円・他1000円で利用可能だが、胃ロウ等医療的ケアを必要とする利用者も多く登録の特別介護人・看護師不足が課題。

 社会福祉法人 睦月会「大田生活実習所」。
 今年度4月より開始した重症心身障害者通所事業。18歳以上の重度の知的障害と重度の肢体不自由が重複し医療的ケアが必要な方対象。現利用者は1名。都立療育センターや特別支援学校卒業後の自立支援施設として期待される。
 障がい者施設祭りなどでの地域のふれあいの機会に伺っていても日々の施設の様子を初めて見せて頂いた。生活実習所としてリサイクル・染色・洗濯の作業に取り組まれていて空き缶やペットボトルキャップ分別、洗濯班ではJリーグユニフォームの洗濯を!との声。
 社会参加と力を発揮できる場、働く場の拡充が必要です。

 社会福祉法人得心会「いずみえん」介護老人施設併設の障害者施設。とても広々としていて利用者さんによるカフェも。
 新法により居住と通所というより昼と夜で、利用者の皆さんは共に生活している。短期利用は130%の利用率で区外からの利用も。緊急時の居場所拡充と親亡き後の障害者の終の棲家を思う。