第9回 ものづくり教育・学習フォーラムが大田区産業プラザPIOで催されました
大田区の小中学生の図画工作の作品や、伝統産業である海苔、陶芸、手芸など、子どもたちの作品が出展されていました。
図工の時間が大好きで、美術部であった私は、子どもたちが作品に取り組む姿に、学生時代が思い出されました♪
作品を見るのみならず、ものづくり体験では、実際に大田の工匠の技に触れる事も出来ます。
精密ゴマは、大田の工匠の技術で、軸がブレテいないため、長時間回り続ける事が出来ます。
大森学園高校の学生さんたちによる、ソーラーカーの試乗体験
糸紡ぎって 眠れる森の美女の物語の中でしか見た事がありませんでした
中でも見入ってしまったのが ”関数アート”
2次元関数を3次元化したもので、とても美しい。
手がけたのは精密板金会社 大橋製作所
大橋正義社長は、以前新聞記事の中で「数学が表す曲線の美しさを、日本のものづくり技術で表現した。ものづくりに対する評価、誇りを取り戻したい」と語っておられました。
日本の子どもたちの理数離れが指摘されるが、
数学ってなんで勉強するのか、
2次元関数を3次元化し、
波や波動といった自然界のあらゆるものが数字で表す事ができる、
自然界の不思議と宇宙の神秘を感じる。(←天文部で、一晩中星を見上げていた高校時代)
そういった自然界の謎を解くためだったら、数学がもっと面白く感じられるし、
ただ作られた数式をとく以上の数字の持つ面白さに引き込まれるかもしれない。
学ぶ喜び、学ぶ面白さ、子どもたちの好奇心を引き出す教育 とはー
会場の子どもたちは、とにかく手を動かす事が楽しそうで、目をきらきら輝かせて熱中していました。
教科書の中の教育を、生きた教育にする事。
大田区には、こんなにも素晴らしい生きた現場がすぐ近くにあるのだ。
ものづくり大田区の誇り。
大田区の子どもたちに、地域の伝統と文化、技術が継承されてゆくことを願って。
ものづくりに限らず、子どもたちには、様々な職業に触れる機会を持ってもらい、
大きくなったら何になりたいか、どのように生きてゆきたいか、
夢を持って、職業観を持って育って欲しい。学んで欲しい、と思いました。
一人ひとりの、行きたい人生を生きる力を身につける為の教育をー
ちなみに、私の小さい頃の将来の夢を思いおこすと、
幼稚園の時は、キュリー夫人の伝記に感銘し「ノーベル賞博士になりたい」と書いていました。
高校時代、ムルロア環礁でのフランスの核実験に憤りを覚え、核の恐ろしさを知っている日本として、なぜ毅然と抗議をしないのかと政治に目を向けたのが、今、自身の活動の原点なのかもしれない。
と、きっかけをひも解くと、原子論により現代科学の扉を開いた、キュリー夫人につながるのかも?これから目指すべきノーベル賞は、核兵器の無い世界を目指して「ノーベル平和賞」!
というのは遥かなる夢でも、常に夢は大きく持っていたいです。
高校時代の恩師のことばが、今も強く刻まれています。
「夢を持ちなさい。大きな夢を。人は、描いた夢以上には大きくなれないのだから」と、
夢を大きく持ち、常にそこに向かって努力してゆきたいですね!
だからこそ、子どもたちが夢と希望のもてる社会を築いてゆきたい!です。