ぱっぱんが毎月買ってくる【文藝春秋】定価1000円で読む物がたくさんあって結構お得な雑誌だと思いますが、小説はほとんど読んだ事がありませんでした。それが今日たまたま手に取った8月号の最後の方に京極夏彦さんの『病葉草紙(わくらばそうし)』が連載第一回目。おお〜これはお読みなさいという神の思し召しか?(笑)

 

 

【馬癇(うまかん)】というのはピクシブ百科事典によると戦国時代に茨木元行が執筆した東洋医学書『針聞書』に記載される病虫の一種。 赤いからだと白い足を持つの様な姿をしており、記述によれば心臓の積聚(しゃくじゅ)。要は心臓にまつわる病(と思われる)を引き起こす寄生虫で、生じてから成長するのに日数がかかるとされる。 治療法は針術が有効で、漢方による瀉法(要は取り除く事)を施してはならないという。 」

だそうです。

 

京極作品は以前職場上司が『姑獲鳥(うぶめ)の夏』を貸してくれたので読んだ事があります。長いけど面白いから読めちゃいました。結末は忘れたけど…あせる非日常感とウンチク話が良かった。

 

『病葉草紙』第一回は不思議感はないけど人間観察が鋭いというか人物像がありありとしていて面白いです。本文に「老中田沼意次が失脚した」という文が出てくるので江戸の後半くらい?私は歴史が超苦手で、時代劇にも時代小説にも全く興味がないため、ある意味新鮮な言葉が並ぶ文章です。知識がなくても筆力で引っ張っていってくれるに違いない、と9月号から12月号までとりあえず揃えました。

 

 

午後はTV修理の人が来たので、夕方から図書館へ。再度借りようと思っていた本に予約が入っていて残念!期間内にきちんと読まなくては。

 

今朝の海岸写真(ぱっぱん撮影)