森田沢子のブログ (宮良沢子)*大正デモクラシ*

歩道に落ちていた。


なんて名前なんだろう。


プラスチックみたいな 木工細工のような肉厚の花びら。


あの高い枝から 落ちてきたのね。



花びらをなでていたやさしい風は


傷ついた花びらを 更に もてあそぶ様に転がしている。


枝にくっついてた時よりも


空は 遠くなった。

 

もう 人々に見上げられて 


綺麗だと言われることもない。


でも まだ体はオレンジ色で いいにおいで


小さなアリたちが


蜜を求めてやって来ている。



命の終わりとか 始まりとか 


誰も決めることが出来ないのかもしれないね。