森田沢子(宮良沢子)のブログ *大正デモクラシ*
サボテン 雨海湖水




サボテン


乾いた砂漠で


サボテンの見る夢は


海のにおいの風に 体を洗われること


鎧のような表皮を突き破り


差し出した美しい花に 寄ってくる 小さな虫たちの


羽音の調べを 聴くこと。



灼熱の日差し 


凍える夜の孤独


果てしなく続く無風の茶色き大地。


だからこそ


彼は


やさしき心を 蓄えて


まっすぐ立って


空を見上げる。