白い雲が 右に動いて
透き通った白いつきが 現れた。
青い空に 煙のような雲と
夜を待つ 月が 浮かんでいる。
信号待ちの車の前を
日傘を差した女の人が 横切っていった。
風もなく 静止したような夏の午後でも
時は 動いている。
動かない木の葉や
震えない店先の幟の上にも
ゆっくり
時は 舞い降りる。
私は 自分の足元を見る。
同じ場所に立っていると 思っていたのに
いつの間にか
違う場所に 流されてしまっている バランスを無くした
頼りない足元。
これも 時のせいだと
いつか
思える日が くるのかな。