私がいないと


心の中に ぽっかり


穴が開いたようだというなら


その穴を 見せて。


そこが 真っ暗で 寒くて 悲しくて


何もない場所なら


信じたい。


不安定な心は


いつも 隙間から


赤い血が 染みてくる。


疑いと弱さと盲目が


私を 振り回しているんだろう。


自尊心の塊のような心が


自分で自分を傷つける。


見えないものを 信じようとするから


形のないものを 捉えようとするから


磨り減ってしまうのだろうか。


 今日は 風が強いね。


小鳥が一羽 木にゆれて


風に押されて 飛び立っていった。


生きるために 明日のために


風は 吹くのだろう。


私を 離さないこの寂しさが


一瞬の風だとするなら


あんな風に


軽やかに 


空だけを見つめて


飛び立つことができるのかな。