秘密のない人っているだろうか


すべてを さらけだして生きてる人はいない。 


恥ずかしいこと 思い出したくないこと


誰もが きっと 秘密を抱えて生きている。


でも 


こわしたくない秘密もある。


その秘密を守るために 生きる人もいる。


生きる喜びにだって する人もいる。 


それは 


自分で自分を抱きしめることに似ている。


それは


ゴールの先に置かれた


たった一杯の 慎ましい水のよう。




哀しみや微笑みが こぼれないように


真綿のような柔らかな布で


くるまれたものを


誰も 



あけてはいけない。