眠れない夜は 怖いくらい広い。
真っ暗な闇は
どこまでも続くようで
終わることのない痛みのようで
果てしない。
夜は どこから明けて
最初に 闇の中に表れるのは
何色なんだろう。
夜は
境目を感じさせずに 静かに朝に変わってゆく。
ひっそりと
群青色の空に
光の粒子たちは
羽音もたてずに 飛び始める。
一日の始まりが朝で 終わりが夜なんて
誰が 決めたんだろう。
始まりも終わりも
ただの 思い過ごしとしたら
もう何も考えない。
生きてゆく答えとか 意味とか
そんな問いに 答えが出せないことを
恥じることもない。
一人でも かまわない。
終わりなんて恐れない。
そんなこと 考える 気楽な夜です。