私は 結構 結婚は早かった。
大学卒業して すぐといってもいいくらい。
子供も 早くにできて 同級生はまだ 子育て真っ最中なのに
今は 自由な時間も持てるようになった。
デモ 若くしての母親業は そりゃあ 大変だった。
特に 私みたいに大人になりきってないような人間にとって
同級生たちは おしゃれをして遊んでいるのに
年子の子の育児に終われ 鏡を見る暇もないほどの忙しさだった。
同級生たちが 音楽で留学したりするとを聞いたりすると
焦りと不安で 夜 眠れなかったりもした。
「自分は もう何もできない」
若いころは 浅はかに思いつめるのです。
ある日 子供を二人つれて 母と買い物をしていると
同級生に ばったり会った。
ハイヒールに巻き髪に きれいに塗られたピンクのネイル
時間は すべて自分のために使えるんだなあ~
わたしは 思わずつぶやいてしまった。
『私も あんな格好がしたいな なんで私だけが…」
積もっていた焦りと不安で 言葉が つまってしまった。
そのとき 母が言った。
「こんな可愛い子に二人も恵まれて こんなに幸せなのに
それに 子供に失礼じゃないか~。」
はっとした。
自分のわがままなおろかさに 自分がはいた情けない言葉に
時が止まったようだった。
握り締めた二つの小さな手、見上げる無心なまなざし
私は なんということを 思い 言ってしまったんだろう。
もう言わない
私を信じているこの瞳を 裏切るようなことは2度といわない。
幼い母親は決心しました。
そして 現在にいたります。
娘二人は たくましく成長いたしました。
親はどうでも 子は育つのです。