10月 運動会シーズンになると
母が作ってくれた チキン料理を 思い出す
毎年 運動会の前日の夕食は
鳥のように 速く走れますように
チキンが食卓に上った。
でも 母の願いもむなしく
わたしはかけっこで 一度も 一等賞など とったことはない。
一等賞どころか 2等も3等も…。
他の兄弟は チキンのおまじないが利いたのか みんな速かった。
私は 常にビリから2番目
毎年 その位置をキープしつづけた。
かけっこの苦手な私にも 多少プライドはあって
ビリにだけはなりたくなかった。
最後の一人にはなりたくないと そこだけはふんばって
毎年ビリから2番目
期待もされない 周りが笑いながら許してくれる場所
そこが 心地よく楽だったのかもしれない。
ここは 自分の勝負する場所じゃないと
密かに 思ったりしていた。
応援する周りの歓声 笑い声 走る震動
ひたむきに 皆が駆けていたあの中に
入れなかった生意気な自分を 反省する
今日この頃です。
