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企画屋うっちゃんのブログ

日本は元気ぜよ!企画屋稼業で出会った素晴らしいアーティストの話

頑張れ学生さんたち! アクティブラーニング始動。
「アクティブラーニング」を一言でいうと、学生さんたちがチームを組んで、企業や団体と一緒に行動し、そこで実学を学ぶ授業の事。
もちろん授業だから、そこでの課題を探り、どのようにクリアしていくかを企画し、提案し、実現化していくプロセスを研究発表していくのです。
さて、先日、電通の会議室で、エンターテイメントビジネスのアクティブラーニングプロジェクトの初顔合わせがありました。
集まったのは日本初の女性だけのアクロバットダンスカンパニー G-Rockets  ☓ 産業能率大学 経営学部の学生さんチーム ☓ アドバイスには電通のマーケティングのプロT氏や私たちの専門家。
このプロジェクトで、11月のG-Rockets  自主公演へむけた取り組みを学生さんたちと動き、学生さんたちの斬新な視点による課題の浮彫、その解決へのアクションプログラムを企画し、実際にアクションしていくのです。
エンターテイメントの業界は課題が多いのです。
特に、エンターテイメントの舞台・音楽は、ビジネスモデルとしては破たんしているといってもいいくらい利益が上がらない。
私の友人の劇団主宰・俳優さん・音楽家たちも、才能がありながらアルバイトをしながら、パートナーに支援されながら舞台・音楽活動を続けています。
エンターテイメントには、9対1の理論というのがあって、一割のスターが九割の利益を独占し、のこり一割の利益を九割のアーティストで奪い合っているというものです。
一割のスターは、ますます大金持ちとなり、九割のアーティストはますます疲弊していくのです。
まだ、音楽の世界はそこそこ食べれていけるけど、舞台となったら本当に持ち出しが多い。スキルアップの日々の稽古・レッスン費用から衣装代、本番三日の公演に拘束される一か月の稽古、舞台制作の費用・・・・、舞台で素晴らしい感動を与えても、その表現対価としての利益を得られずに、チケットノルマとか持ち出しが多いのです。
本当にみんなこの道を究めたいと頑張っている、もっと集中して専念できる環境や利益還元のビジネスモデルは無いのだろうかと思ってしまう。
昔、おじさんのやってる劇団ふるさときゃらばんは株式会社にして、舞台に集中してもらうために約70名いた劇団員全員を給料制にして雇用した、ちゃんと保険・年金も会社と同じにした。ボーナスも出た。すごい画期的なことだった。
70名の社員の雇用は、規模の大きな中小企業と同じ、これを維持するための利益を上げる為にプロデューサーは大変苦労していた。
単純計算して、月に3000万の人件費がかかっていた。つまり、売り上げとしたら月に9000万の売り上げがなくてはいけない。
これを約20年続けた。全国750か所の市町村で公演し200万人を動員した。
劇団員は生活に不安がなく役に集中できるために、すごいアイデア・パワーで農村ミュージカル・サラリーマンミュージカル・商店街ミュージカル・参加型の一日で創るミュージカル・ミュージカル体験塾、舞台を映画にした全国700か所で上映した映画まで作った。稽古場にいくたびのものすごい熱気に満ち溢れていた。すごいなぁと思う。
でも、全国各地から公演依頼があるのにもかかわらす、受け入れ先の買い切り料金の予算縮小、公演やチケット代の価格低下等、世の中が不況になるにつれて先細りとなり、公演するたびに赤字となる状態が続き、この状態ではやっていけなくなって清算しなければならなくなった。
現在は新生ふるきゃらとして、ふるきゃらの精神を絶やさないように、地方各地のファンの要望に応える為に、約20名~30名の有志で全国公演を続けている。
ちなみに、新生となってから初めて働く女性を元気にする女性が疲弊した地域再生をしていくミュージカルの新作が、今年の夏にプレビューし、その後全国展開する運びとなっている。私も、応援に駆け付けている。
この一時、新たな演劇株式会社モデルとした注目されたビジネスモデルも順調ではなかった。
演劇を主催している友人たちと話していても、役者さんたちが集中できる演劇ビジネスモデルの成功への道は見えてこない。私のいる広告・プロモーション・企業イベントのネタを使っても浮かんでこない。
何か、全く違うベクトルの発想が必要なんだろうなと思う。
どうしたらこの破たんしているビジネスモデルを、打破できるのか・・。
今回G-Rocketsの公演に密着していくことで見えてくる、舞台エンターテイメント業界の課題を体感することで 、学生さんたちから斬新な発想の新しいビジネスモデルのアイデアが出てくるのを期待しているのです。
まずは、G-Rocketsポートフォリオを創ることから始めるのがいいかな・・、エンタメ業界のポートフォリオは珍しいから面白いと思うな。
それにしても、めちゃくちゃ歪なポートフォリオとなるだろうな・・・・。
この歪なポートフォリオによって最初の課題が深堀されていくかな・・・。
と学生さんを前にアドバイスしたかったけど、このプロジェクトは学生主動なのでアドバイス禁止と言われているのでチャックします。
しゃべってなくて、書いちゃったけどね。
「問題の裏側には、ビジネスチャンスが隠されている」。
さぁーて、どうなるか・・・。楽しみ。
頑張れ学生!
それにしても私が学生時代にアクティブラーニングの授業あったら、もっと学校に行ってただろうな・・・。

改めて「この劇団前方公演墳はいいなぁ」という話。
難しい質問されたことがあります。
「多くの演劇を観ている先生が、観ていた演劇が好きになる瞬間とはどういう時ですか」って。
私も学生と一緒に「うーん」「うーん」と考えました。
でとっさに浮かんだ私の答え「掃除機のように引寄せられる吸塵力」と「なかなか解けない人生のクロスワード」かなって答えました。
思いがけない答えに、学生は「うーん」とさらに深みにはまってしまいました。すみません、感覚人間の私はあまり理論的思考できなくて・・・。
その深みにはまった演劇を昨日見ました。
ここ何年間ずーと見続けている劇団前方公演墳の新作「もうすぐ、お家に帰ります」です。
私が勝手に命名した「言葉の魔術師」デビット宮原さんの書く本・演出、そして、その言葉の魔術を見事に最高の味に仕上げてしまう「言葉の料理人」の役者さんたちのガチンコのコラボは、毎回楽しみに見に行くのです。
結論から先に、観た後の感想です。ふぅと息を吐きながら、改めて「この劇団前方公演墳はいいなぁ」と思いました。

前回の観劇ブログにも書いたのですが(FBを遡ると前のが読めます)
言葉の魔術とは
①どこから飛んでくるかわからない「言葉の十字砲火」の炸裂、
②二人の役者が同じセリフをユニゾンする「言葉の輪唱」、
③話が関係ない方向にすっ飛ぶでも前とつながる「言葉のブーメラン」、
④次から次へと不思議な役が登場する「言葉の超常現象」
⑤全く同じ演技と台詞を連続で続ける「言葉のプレイバック」
⑥え!、え!、えええ!と言葉のギュウギュウ詰め「言葉のラッシュアワー」
エトセトラ・・・・。
日本語の可能性をこんなに縦横無尽に駆使する舞台は、本当に見たことがない。
そして、言葉の魔術師デビット宮原さんの本を、見事なまでに演技してしまう言葉の料理人たちこと劇団の役者さんたちの実力。
デビット宮原さんの本は、言葉の料理人役者さんたちがいるからこそ、
見事なまでに輝きを増していく。
役者さんたちの阿吽の呼吸、微妙に外す間、話の脱線力、一人一人の個性、すべてが見事。
この劇団の役者さんたちは、毎回パワーアップしてくる、相当練習しているのだろうし、一人一人の演技意識と志が相当高いのだろうなと感じずにはいられない。
今回の題材は、ペルーの日本大使館の中での日本人の人質とゲリラとの確執と葛藤と赤い糸のようにつながった今にも切れそうな友愛の話。
一人一人の人生が交差しては、絡み合っていく。
その人生の交差のターニングポイントには、日本人の好きなラジオ体操と富の象徴でもあるピアノが一役買う。
題材が題材だけにドンパチはある、殴り蹴りがある世界、ドンパチの緊張とラジオ体操やピアノ教室の弛緩が絶妙に舞台のアクセントとなり、人質になったような、ゲリラになったような気分でハイパワーの掃除機のようにぐいぐいと吸い込まれてしまう。
「おお、こうきたか」、「貧乏に負けるな」、「日本に来ればカップめんはたらふく食べれるぞ」「ゲリラに生きていてほしい」と感じ、そして最後の突入の結末に「それぞれの夢が散った無常感に、平和な日本でのほほんと生きていいのか、何かできないのか・・・と心がドスンとつかれる。」
これが、観劇中に私が感じた心の叫びだったのです。

劇団前方公演墳の言葉と人生の魔術の舞台は、プロ・アマ関係なく、脚本家さん、舞台を目指す人すべてに見てもらいたい舞台なのです。
ここには、あなたの本・演出・演技力を「進化・深化・新化」させるヒントが一杯詰まっています。

次会の公演は下北沢で10月を予定、楽しみにしています。
本当は、全国巡業してもらいくらいの劇団です。

長文を読んでいただいて感謝です。内村
「みんな馬鹿になるプロジェクト」第二話。(前の第一話からの続きです)

止まった空気の中から最初に口を開いたのがエビチリのマヨネーズを口に付けた三代目でした。
「あはは、みんなが馬鹿になるプロジェクト、おもしろいね、それって、あれ、アップルのスティーブ・ジョブツが言っていた有名な「クレージーになれ」と同じことかな」。

同席していた新規開発室を総括している常務が続いて、
「その本読みましたよ、あれでアップルは復活したんですよね。」

私と同じく北京ダックを食べていた秘書も「うん、うん」とうなずた。

やっぱりアップル復活させた、スティーブ・ジョブツさんの伝説はすごい、シリコンバレーから遠く離れた中華レストランで、彼の話が出た途端、みんな共感し目が輝きだしたのです。
(ジョブツさんの生き様は本当に面白いので、一度読んでみてください)

このクレージーの話で雰囲気が一つになった、話しやすい姿勢となったところで、「よし、つかみはOK」と思い、私は次の質問をしてみました。

「では、クレージー・馬鹿に成る為には最初に何が必要でしょうか・・」と。
一度積極的に話しやすい雰囲気ができると会話が弾みます、みんな頭が回転し始めます。

「そりゃ、馬鹿が集まれる倶楽部をつくるとか、俺も馬鹿だから資格あるなぁ・・」と三代目。

「クラブいいですね。クレージーコンテストやりましょう。」と常務。
「あ、おじさんなら釣り馬鹿ですから、釣りバカコンテスト優勝ですね。」と三代目が合の手を
挟みます。
「釣りのことなら、社内一かな」と常務が自負して二人で大笑い。

そこに考え込んでいた秘書がポツリと一言。
「馬鹿になるプロジェクトって、本当は馬鹿になってはいけないんですよね。」
その一言で、緊張のビジネスモードに空気が変わりました。
ちょっと食事も終わり、これから本題となるのにいいきっかけでした。

私は、心の中で「ピンポーン!、大正解」と叫びました。
秘書さんfは、周りが大笑いの中何かずうと考えて、何か言いたがっているなとは感じていたので、私が次に質問しようとしていた矢先に、自ら発言していただいのでグットタイミングでした。

三代目が「うっちゃん(代理店の時はそのように呼ばれていました、いかにもその筋ちゃん付の業界の呼び名です)、馬鹿になるのに必要なことって何だろう、まずはその秘策を教えて・・」と。

「はい、まず最初に必要なことは、馬鹿になることを阻害する悪玉菌を消し去ることなんです。」
「え、悪玉菌って、コレステロールの?」
「そうです、同じことです。悪玉菌が増えると血液が詰まっていきます、血流が悪くなると脳溢血や癌にもなります。企業も人の体と一緒ですから同じことが起きます。特に、今回は創造力が命のプロジェクトですから、脳の血管が詰まったらおもしろいものが何一つ生まれないんです。」

「じゃ、悪玉菌を消し去るって、どうすればいいの・・」
なんか、お医者さんみたいな会話となってきました。

「幸いにもこの会社では以前に病気になった事例がありますから、そこから悪玉菌が何故発生しかの原因をさぐってみることです。
実は、事前に資料をいただいたので、悪玉菌の要因を抽出してみました。
ただし、これは、今回の馬鹿になるプロジェクトのコンセプトに合わせて抽出したものですので、過去の取り組みを否定するものではないのです。気分を悪くしないでくださいね。」
と、気を使って答えました。

さて、ここからは大学の講義のような展開。
違うのは、だだ一方的に話すのではなく、その都度質疑応答のツッコミがあること、学生は聞いて書いてスマホしての世界だから。
何かを変えたい、進化させたいと目的をもって集っている人たちと話すのは、リアクションがあって私もワクワクします。


ランチ講義① 「馬鹿になる定義」


質問してみました「馬鹿になる定義とは・・・」
誰も答えられません、実は、私も答えられないのです。
じゃ、ダメじゃん・・と突っ込まれそうですが、そこは企画屋なので別な言葉ですり替えます。
「馬鹿になるとは、すべてを忘れて、アマチュアになることなんです」
「え、アマチュアになる?」「なんで、いまさら?」という冷たい視線が刺さります。
で、次に答えたのが・・・。


ランチ講義②「悪玉菌はクロウト意識、善玉菌はアマチュア意識」


「前回の新規事業開発がとん挫した要因の一つが「クロウト意識」という悪玉菌だったんです。」というと、「クロウト意識は、何が悪いのだろうか・・」とつぶやきが。
そうなんです、メーカー製造業はクロウト意識がありますから、今までプロの称号として大切にされてきた価値観を素人の私に否定されるのはあまりいい気分ではないのはもっともです。
それに一般的にも「クロウトはだし」という褒め言葉もあるくらい、褒めの称号です。

でも、現場で見てきて停滞しているプロジェクトの要因は「クロウト意識」が邪魔をしているのです。
特に「創造をテーマにした世界」では、クロート意識は業界衰退の要因でもあるのです。

話は脱線します。
皆さんの大好きなスティーブ・ジョブツさなの「クレージーになれ」の演説のはるか前に、日本人で同じようなことを言って日本の映画界の衰退に警鐘を鳴らした人がいます。

その方は 大好きな司馬遼太郎先生です。
司馬遼太郎先生は、大の映画ファンなのですが、最近(当時)の日本映画には深い絶望感を感じるとまで言い切っています。
その原因の張本人は、映画人のクロウト意識が邪魔しているから面白い映画が誕生しない。
日本映画界をすくうのは、純粋なアマチュアリズムが必要だ・・とも。
純粋なアマチュアリズムは、いい映画をつくれる、クロウト意識はドクトリン(教条 カタチ・縛り)ばかりで、新しい可能性を生み出さない。(「歴史の中の日本」司馬遼太郎先生のうんちくのある本です)

この話をしたら三代目が「あ、それ、うちと同じ」と叫びました。
みんなも声には出さずにうなずいていました。

「そうなんですよね、会社が大きくなればなるほど「クロウト意識ドクトリン」が定番化して、発想が硬直化していくんです。これを打破できるのが、アマチュア意識なんです。」


ランチ講義③ 「アマチュア意識を放し飼いにすればいい」

「では、どうすればいいのかな・・」

「はい、答えは、アマチュア意識の放し飼いです。」

「放し飼い・・、おいおい。どうゆうこと・・」

ここから一気に佳境に入っていきます。
ここにかけるのは話した部分の十分の一の要約ですが、私が言わんとした哲学は分かっていただけると思います。

「そうなんです、おいおい・・ですよね。
会社は組織ですから、クロウト意識のドクトリンで保っています。
上下関係、セクション、すべてが長年培われてきた会社独自のドクトリンによって運営されてきています。
だだ、創造力という点では、それが邪魔をするのです。
事実、以前の報告書をみると、800近いアイデアが応募されました、これは、他の企業に比べても格段に多いです、みんなの情熱が伝わります。
この時は、自分もアイデアが出せるという、初めて舞台に立った俳優のような心の豊かさに満ち溢れていたと思います。
ここまではいいんです、でも、その後にクロウト意識ドクトリンの網がかかってしまって、しぼんでしまいました。」

「あ、選考委員のことか・・。」と常務がポツリ。

「はいそうです、社長・役員・コンサル・銀行・外部専門家・・・による選考委員です。議事録を見るとみんな専門家の視点から選考意見を言っています、それはそれで大切なことですが、せっかくのアイデアにクロウト意識で蓋をしまっています。」

「でも、誰かが選択しなくては具現化しませんよね。」とするどく常務。

「はい、最終的に決定するのは経営会議であっていいです。でも、それは、創造力の選査ではなく、よしやろうというゴーサインのキックオフだけでいいんです。」

「え、では、だれが選査するんですか」と常務が食い下がります。

「選査するのは、生活者の視点を持つ同じ社員です。」

「うーん、社員が選ぶんですか、収集付かなくなりませんか・・」と秘書の横やり。

「この部分は、馬鹿になるプロジェクトの骨子でもあるんです。
社員が自由に考えて、社員が面白く投票し、社員がこのアイデア面白いから試作品なら俺が創ってやる!と手を上げる。
ここにはクロウト意識のドクトリンは働かないんです。
だから何でもアリなんです、ここに自由な発想が生まれ、カタチになっていくんです。
そして、夢が詰まった試作品もどんどん出来上がるんです。

そのためには、前回のようにクローズではなく、すべてオープンにするのです。
集まってきたアイデアを社内ネットと食堂にすべて掲示するんです。
そして、投票してもらいます。
そして、「俺のところは、○○が得意だからこの試作品作ってみるぞ」という人が現れたら、試作品制作奨励金を出します。これはクラブ活動費を補助すると同じです。
食堂にアイデアにあふれた試作品がどんどん並んでいったら壮観ですよね。
それを見たみんなのモチベーションも上がってきます。

このように「俺たちのアイデアがカタチに見える」ことで、ますます、アイデアを練って応募したくなります。
これは創造力を一番発揮できる「創造力連鎖」が始まるのです。
そして、たとえ無償参加でも、なんか面白いという「心の満たされる瞬間」という価値が生まれるのです。

この「心の満たされる瞬間」は、こどもの時にモノ創りをして完成した最初の感動の気持ちと同じです。
以前の失敗は「「クロウト意識のドクトリンの壁」「何か行われているかわからないクローズ」「心の満たされる瞬間」がないところで創造力連鎖がしぼんでしまったのです。」


ランチ講義④ 「愉しいチームをつくることから始めましょう」


一気にしゃべると喉が渇く、声がかすれるのです。
もともとロックバンドでシャウトしすぎて声帯を壊した私は、声がかすれてくるのです。
ここでふーと、ジャスミン茶をごくり。

みんな、次に何の話が出てくるか・・に耳を傾け、同じくジャスミン茶をごくり。

「一気に、具体的にはなします。

馬鹿になるプロジェクトでの新商品アイデア公募は、チーム参加とします。」

「え、またチームをつくるのか、前回はそれこそクロウト意識ドクトリンの悪玉菌でチームが機能不全になってしまった。どうするのか・・」と三代目が腕を組みました。
他の二人も、同じく腕組み「うーん」と。

「大丈夫です、前回の悪玉菌を消し去るチームをつくります。
つまり、前回は、クロートとアマチュアを混在させたことで悪玉菌が生まれたのです。

今回は、この方式でやります。

同じ年齢の人だけのチームです。」

「え、同じ年齢のチーム?」
「はい、同じ年齢のチームです。」
「ばかな、同じ年齢のチームなんて・・、おっと、しつれい」と専務が声をあげました。

「そうなんですよね。、会社は組織というカタチが前提にありますから、プロジェクトを始めようとする場合は、リーダーに経験者が選ばれて、チームが創られます。
事業を遂行しようとする場合は、その経験値が生かされる場合がありますが、こと「創造力」には、年功序列や上下関係、経験値はいらないのです。
すべてが自由な環境から、とんでもない、つまり馬鹿な発想が生まれるのです。」

「そうか、その弊害をなくすのが同じ年齢のチームということなのか・・・」と三代目。

「はい、それに、このチーム編成には、とんでもない創造力が生まれる利点がいっぱいあります。
一つ目は、同じ時代・文化・ライフスタイルで育ってきていることで、出で来るアイデアが互いにイメージしやすい。
二つ目は、初対面でも遠慮なく、無礼講で話ができる。
三つ目は、25歳のチームと55歳のチームでは、人生のバックボーンに30年の違いがあり、出で来るアイデアが多様に面白くなるのです。」

「そりゃ、おもしろい。そうだね、私も同じ年齢のチームから出てくるアイデアを知りたい・・常務は、62歳だから、62歳チームだね。あれ、その年齢のチームつくれるのかな・・」と三代目。

「チーム編成では、OBを入れてもいいんですよ、いったん社会に出た方の方が、意外と眼から鱗のアイデアだす場合があります。
それに、チーム名も、独自につけていいんです、例えば、釣りの好きな常務の62歳チームだったら「釣りバカ大漁チーム」でもいいし、車好きの三代目のチームだったら「赤いフェラーリチーム」でもいいし・・。」

「あはは、そうか、新規開発は、まずは、その発想力を高める入口から馬鹿になんなくてはならないってことか、同じ年齢のチームね。おじさんどうですか、なにかすぐできそうじゃないですか、それに、同じ年齢のとんでもない名前のチームが社内にできるとは・・・、おもしろい。」と三代目。

常務も秘書も賛同してくれて、中華ランチ創造会は終了したのでした。
で、その後は、どうなったか気になりますよね。

はい、第三話に、社内での展開を書いていきます。
楽しみにしてください。

けっこうおもしろいです。参考になります。
第二話をお読みいただき感謝いたします。内村