総務省消防庁が主催する『第8回予防業務優良事例表彰』にて、四日市市消防本部が「消防庁長官賞」を受賞しました。

 

 『予防業務優良事例表彰』とは、平成28年度から始まった事業で、消防庁長官が各消防本部の予防業務の取り組みのうち他団体の模範となる優れたものについて表彰し、予防部門のモチベーション向上を図り、広く全国に紹介することにより、予防行政の意義や重要性を広く周知し、消防本部の業務改善に繋げていくことを目的としています。

 

 『予防業務優良事例表彰』の最高位に位置する「消防庁長官賞」には、この度、四日市市消防本部の他、東京消防庁、福岡市消防局、岡山市消防局等の5事例が選ばれました。

 

 四日市市が『予防業務優良事例表彰』にて消防庁長官賞を受賞するのは、昨年の第7回に引き続き2年連続で、3度目となります。

 

 今回、表彰対象となった四日市市消防本部の取り組みは「新技術で業務カイゼン!~RPA・生成AI・電子署名で解決する予防業務の課題~」です。

 

 四日市市消防本部は、令和5年度から3つの新たな「デジタル技術」を活用した業務改善への取り組みを始めました。

 

①消防法に基づいて検査をした結果の済証をこれまでの紙による交付から、電子申請により検査を行った場合には電子署名や電子印の活用による済証を発行することにし、事務の効率化を図りました。


②生成AIを活用して高度なExcel関数を作成することにより、決裁に係る様式の自動化を図り事務の効率化を図りました。


③危険物関係手数料は、納入通知書を申請者に交付し徴収しています。この納入通知書の作成は、本市会計システムへの手入力で行っていましたが、RPAを活用して消防本部が所有する台帳システムから会計システムへの入力の自動化を図り、事務の効率化を図りました。

 

 これらの四日市市消防本部の積極的な「新技術」の活用が、高く評価され、模範事例であるとの意見も頂きました。

 

 既存の働き方に固執することなく柔軟に新たなことにチャレンジする四日市市消防本部の姿勢を誇らしく思います。

 

 引き続き、市民の安全・安心を守り、様々なことに積極的に挑戦し、全国の消防本部の模範となる四日市市消防本部を目指していきます。