四日市市が現在推し進めている『中心市街地再開発プロジェクト』におけるJR四日市駅前開発の核となる「大学設置」。

 

 3月に取り纏めた『四日市市大学設置に係る基本構想』を踏まえ、令和6年度は、三重大学の誘致や公立大学の設置の検討等を進めながら、設置主体を明らかにし、教育研究分野、学部・定員をはじめ、大学・学部の特色を踏まえた基本計画を策定していきます。

 

 併せて、一定の学生数を受け入れることが出来る施設の規模・配置等、そして、その他の施設機能に関しても基本計画において検討していきます。

 

 そういったことから、基本計画の策定は、大学設置におけるソフト面、ハード面双方の大枠を固めていく重要な段階になります。

 

 四日市市役所としても、相当の体制強化が必要と考え、今年度、大学設置に係る基本計画の策定に専門的に取り組む部署『大学構想推進室』を新設しました。

 

 更に、専門的な知見や経験を有した人財が必要ということから、今年度から『文部科学省』より政策推進部理事〔大学構想推進担当〕として職員を受け入れています。

 

 文部科学省からの職員の受け入れは、四日市市役所において初めてとなります。

 

 この度、四日市市役所に赴任頂いたのは、長年、大学の現場でご活躍されてきた氏次 健(うじつぐ たけし)さんです。

 

 これから、基本計画の策定が進む中で、これまでの経験や知見を大いに活かして頂くことや、文部科学省との太いパイプとなってもらえることを期待します。

 

 氏次理事は、四日市市役所赴任の前は、公立大学として2022年度に開学した「周南公立大学」に勤めており、私立大学が公立化された現場におり、貴重な経験をされています。

 

 今後、四日市市では、公立大学の設置の検討も進めていくので、大きな力になってもらえると思います。

 

 また一方で、今年度から、四日市市役所から職員1名を『文部科学省』に派遣を行っています。

 

 配属は、「高等教育局大学教育・入試課大学設置室大学設置調査係」です。

 

 名前の通り、大学設置に関する業務にあたります。

 

 四日市市における将来の大学設置に向けて、国で貴重な経験を積み、四日市市役所に戻った際に、大学設置の中核を担ってくれる一人になってもらえることを期待しています。

 

 この様に、四日市市役所は、大学設置に向けて、着実に組織、人員等の体制強化を図っています。

 

 今年度、大学設置に関する基本計画をしっかりと作り上げていきます。