令和6年度がスタートしました。

 

 今年度、初日の4月1日は晴天に恵まれ、最高のコンディションで新たなスタートを切ることが出来ました。

 

 四日市市役所では昨日(4月1日)に、「新規採用職員の辞令交付式」、「年度始めの市長訓示」を行いました。

 

 今年度新たに四日市市役所に入庁した新規採用職員は総数182人です。

 

 東海エリアの西の中枢都市である四日市市の職員として、地域を牽引していく使命感と謙虚さを持って、業務に取り組み共にまちの未来を切り拓いていきましょう。

 

 また、「年度始めの市長訓示」は所属長を対象に行い、その他の職員には動画配信等を行っています。

 

 今年度の「年度始めの市長訓示」の要旨は以下の通りです。

 

 今年度のテーマは、『今年度は、中長期的な四日市の方向性を決めていく大切な1年になる』です。

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 本日から、本格的に新年度が始まる。

 

 昨年5月に、新型コロナの扱いが5類に引き下げられて以降、着実にまちに活気が戻ってきている。

 

 この良い流れを継続できる様、令和6年度も市民の皆さんに希望や元気を与えられる市役所でなければならない。

 

 令和6年度の当初予算を『新たな未来に向けた 元気都市創造予算』と発表している。

 

 今年度は、中長期的に四日市の未来の方向性を決めていく大切な事業が多く存在する。

 

 その最たるものは、現在の総合計画における後半5年間の重点的横断戦略プランの策定であり、全庁的に取り組んでいかなければならない。

 

 部署の垣根を超えた、新しい試みを積極的に提案して欲しい。


 また、中心市街地再開発プロジェクトでも今年度に何か大きなものが出来るという訳では無いが、新図書館、JR四日市駅前の大学設置、P-PFI事業の事業者の選定等、重要な局面、意思決定を控えている。


 その他にも、カーボンニュートラル、障害福祉施設整備基本計画、行政DX、新産業拠点準備、花火大会準備等、未来に向けた事業が目白押しである。


 現在、四日市市は恵まれた環境にあり、大きな成長のタイミングである。

 

 先日公表された近鉄四日市駅周辺の公示地価の大幅な上昇を見ても、世間の四日市市に対する期待は大きい。

 

 中心市街地再開発プロジェクトをきっかけとして、全ての部署が新たな展開を図り、大きく飛躍するチャンス。


 それぞれの部署が思い切った未来を描いて欲しい。


 昨年度は、苦戦するふるさと納税に対応するために「ふるさと納税推進室」の設置や戦略プロデューサーの配置など全力で取り組んできた。

 

 その結果、直近で前年度の3.7倍を超える寄付額となっており、大きな成功を収めている。

 

 メンバーが熱い思いを持ち、知恵を絞って、ひたむきに取り組めば必ず結果はついてくる。

 

 四日市市役所にとっての成功体験である。


 今年度は、ICT戦略課を「デジタル戦略課」へと改称し、「行政DX推進室」を新たに設置した。

 

 生成AIも一般業務に積極的に導入していく。


 各部署でのデジタル化の強化を図り、市民サービスの向上、業務改善による働き方改革の推進に取り組む。

 

 職員一人一人が真剣にDXに向き合って考えて欲しい。

 

 目の前の業務に忙殺されて、仕組みを変えられず永遠に忙殺のスパイラルから抜け出せないでいるのか、一歩踏み出し、デジタルを用い新たな仕組みを構築し、業務改善に繋げていけるのかは、所属長に掛かっている。


 東海エリアの西の中枢都市として、四日市市が引き続き、存在感を高めることが出来る様、皆さんと力を合わせて最高の1年間を創っていきましょう。
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