昨年度(令和4年度)の四日市市の市税収納率は、全体で98.47%となり、6年連続で県下14市中1位となりました。

 

 四日市市は、平成29年度に17年振りに市税収納率県下1位に返り咲き、それ以降収納率は高い水準を維持しています。

 

 また、市税収納率98.47%は本市においても過去最高水準の記録(昭和51年度に98.48%を記録)となります。

 

 市税収納の対象になる債権は、現年度分と滞納繰越分に分かれており、現年度分の収納率は99.37%で伊勢市についで2位、滞納繰越分は38.39%でいなべ市に次いでこちらも2位となっています。

 

 ちなみに、三重県14市の平均市税収納率は96.83%、現年度分で99.05%、滞納繰越分で29.29%と、四日市市の市税収納率が三重県平均を大きく上回っています。

 

 自治体は、納税によって市民サービスを提供する事が出来ています。

 

 四日市市民や企業の皆さんの納税に対する意識の高さに感謝致します。

 

 一方で、不適切な動機による滞納や課税逃れは許す訳にはいきません。

 

 四日市市役所も収納体制を強化し、逃げ得は許さないという意識を組織で共有しています。

 

 近年、悪質な滞納債権が減少傾向にあります。

 

 市税債権に係る差し押さえの件数は、17年振りに市税収納率が県下1位になった5年前の平成29年度は1,400件に上りましたが、令和4年度は382件と大きく減少してきています。

 

 これも四日市市民の皆さんや企業の納税に対する意識の向上が図られている結果と言えます。

 

 今後も、健全な行政運営を図る為、更なる納税意識の醸成に向けて取り組みを進めていきます。