四日市市と米国ロングビーチ市は、1963年10月7日に姉妹都市提携を締結し、今年で60周年の節目の年を迎えています。

 

 11月16~20日の期間〔市内での活動は実質3日間〕、四日市市で行われる姉妹都市提携60周年記念事業に出席する為に、ロングビーチ市の訪日団が四日市市にお越し頂きました。

 

 ちなみに、8月には四日市市から、公式訪米団を編成しロングビーチ市を訪れています。

 

 ロングビーチ市訪日団は、レックス・リチャードソン市長等のロングビーチ市役所関係者、ロングビーチ・ヨッカイチ姉妹都市協会のマイク・ボーン会長等の姉妹都市協会関係者、ロングビーチ港関係者(11月18日から参加)の皆さんでした。

 

 レックス・リチャードソン市長は、奥様、2人の娘さんのご家族も同伴でした。

 

 そして、11月17日に四日市市役所で、市立中央保育園、四日幼稚園の園児と共に、ロングビーチ市訪日団の皆様の歓迎セレモニーを行いました。

 

 ロングビーチ市訪日団の皆さんには、実質3日間、四日市市の様々な学校や施設、イベントに参加して頂きました。

 

 詳細については、次のブログにて紹介します。

 

 ロングビーチ市は、米国のカリフォルニア州のロサンゼルスの南約30キロに位置し、人口は約47万人、全米第2位の港を抱え、経済活動が盛んで、規模は異なるものの四日市市との共通点が多いまちです。

 

 四日市市はこの60年間、ロングビーチ市との間で市民レベルの深い交流を続けてきました。

 

①交換学生・教師(トリオ)の相互派遣

 昭和40年から隔年で相互に高校生2人と教師1人を夏休み期間に約3週間派遣し、一般家庭でホームステイを行っています。

 

②英語指導員〔YEF〕招請

 昭和61年から毎年、ロングビーチ市から英語指導員を受け入れ、市内中学校での英語指導をはじめ、小学校や幼稚園で国際理解教育の推進を行っています。

 現在、四日市市で活動する外国人の英語指導員の半分以上がロングビーチから当制度を使ってきて頂いています。

 

③医療交流

 平成14年から市立病院の医師等を1~2週間、ロングビーチ市内の病院へ派遣し、視察研修を行っています。

 

④大学交流

 夏季に四日市医療看護大学の学生を派遣し、語学研修等を行っています。

 

⑤地球環境塾

 平成20年から夏季に約1週間、姉妹・友好都市から学生を招いて、本市の学生とともに、地球環境問題について意見交換する機会を設けています。

 

 これらの活動が評価され平成26年度自治体国際交流表彰において、四日市市は「総務大臣賞」を受賞しています。

 

 四日市市は、他の自治体にない非常に高いレベルでの国際交流活動を継続しています。

 

 新型コロナの影響で、ここ3年程、全てのプログラムの対面実施は見合わせていましたが、今年度は新型コロナのフェースが変わったことにより、交換学生・教師(トリオ)の相互派遣や地球環境塾等も、対面での交流を再開しています。

 

 更に、令和2年度から小中学校レベルでも「西笹川中学校」「橋北中学校」「海蔵小学校」とロングビーチ市の小中学校とのオンラインやビデオレターによる学校間交流が始まっており、新たな動きも出てきています。

 

 そんな深い関係で結ばれているロングビーチ市の皆さんが四日市市にお越し頂いたこと、大変嬉しく、感慨深いものでした。