新型コロナを乗り越え、今年度、四日市市では様々な国際交流活動が再開されています。

 

 四日市市は、米国ロングビーチ市と昭和38年(1963年)10月7日に姉妹都市の提携を行い今年で60周年を迎えますし、中国天津市と昭和55年(1980年)10月28日に友好都市の提携を行い今年で43周年を迎えます。

 

 また、平成28年(2016年)8月23日にベトナム社会主義共和国ハイフォン市と経済交流に関する覚書を締結しています。

 

 特に、ロングビーチ市と天津市においては長年に渡り、市民レベルでの交流が続いています。

 

 ただ、新型コロナの影響でこの3年強の期間、渡航を伴う交流は実施されていませんでした。

 

 しかし、今年度に入り、新型コロナの取り扱いも5類となったことから、リアルな国際交流活動が戻ってきました。

 

 四日市市とロングビーチ市の間で、昭和40年から続く、隔年で相互に高校生2人と教師1人を夏休み期間に約3週間、親善大使として派遣(一般家庭にてホームステイ)する『交換学生・教師(トリオ)の相互派遣事業』が4年振りに再開し、今年は四日市市からロングビーチ市に3人を送り出しました。

 

 また、四日市市、天津市、ロングビーチ市の次世代を担う高校生各4人の12人が、約1週間、四日市市のICETT(公益財団法人 国際環境技術移転センター)に滞在し、地球温暖化をはじめとする環境問題について国際的視点から共に考え、視察、研修、学習に取り組む『地球環境塾』も3年間のオンライン形式での実施を経て、4年振りに対面形式で行われました。

 

 そして、四日市医療看護大学の学生がロングビーチ市で語学研修等を行う『大学交流』も今年度から再開しています。

 

 これらの活動が評価され四日市市は、平成18年度、平成26年度の自治体国際交流表彰において「総務大臣賞」を受賞しています。

 

 『交換学生・教師(トリオ)の相互派遣事業』『地球環境塾』は、市内在住の高校生であればどなたでも参加出来る市民ならではの機会です(応募多数の場合は書類審査や面接で選考します)ので、是非、多くの高校生に積極的に参加して頂ければと思います。

 

 四日市市は、その他の事業を含め、非常に高いレベルでの国際交流活動を継続しています。

 

 今後も、四日市市は、ロングビーチ市、天津市とより一層の関係を構築し、市民の方々に国際交流の機会を提供していきます。