四日市市では、現在、近鉄四日市駅周辺からJR四日市駅までの中央通りを中心とした約1.6kmのエリアを対象とした、戦後最大規模となる『中心市街地再開発プロジェクト』を進めています。

 

 そして、それと並行して、今年度から総事業費が約85億円となる市中心部を対象とする『諏訪栄町配水支管経年管布設替工事』が本格化してきます。

 

 これらの事業の規模を鑑みると、関連利権やトラブルに付け込んだ暴力団等による不当要求が発生する恐れがあります。

 

 一方で、四日市市は、これまで「暴力追放都市宣言」のもと、「四日市市暴力団排除条例」等を制定し暴力追放の推進に取り組んでおり、また、県下最大規模の歓楽街である諏訪栄町及び西新地地区では、暴力団等からの不当要求対策として同地区の飲食店等と警察が連携し「不当要求拒否宣言の街」を結成し、暴力団等からの不当要求根絶を強く進めてきました。

 

 こういった流れから、7月19日、不当要求行為等を受けた場合において、関係機関相互の連絡調整その他必要な措置を講じることにより、公共事業に携わる者の安全を確保し、公共事業の円滑な施行に寄与することを目的に、『四日市市中心市街地再開発にかかる市建設工事等不当要求等防止協議会』を設立しました。

 

 当協議会の会長は、私、四日市市長が務め、四日市市上下水道事業管理者、市役所 総務部長、市民生活部長、都市整備部長、三重県建設業協会四日市支部支部長、四日市市指定上下水道工事業者協同組合代表理事が会員として、四日市南警察署署長、三重弁護士会民事介入暴力対策委員会弁護士、暴力追放三重県民センター専務理事が顧問として参画しています。

 

 関係者が一丸となり、暴力団等の反社会的団体からの不当要求には一切応じないという強い姿勢を貫き、安全・安心なまちを守り、大型事業を推進していきます。