総務省消防庁が主催する『第7回予防業務優良事例表彰』にて、四日市市消防本部が「消防庁長官賞」を受賞しました。

 

 『予防業務優良事例表彰』とは、平成28年度から始まった事業で、消防庁長官が各消防本部の予防業務の取り組みのうち他団体の模範となる優れたものについて表彰し、予防部門のモチベーション向上を図り、広く全国に紹介することにより、予防行政の意義や重要性を広く周知し、消防本部の業務改善に繋げていくことを目的としています。

 

 『予防業務優良事例表彰』の最高位に位置する「消防庁長官賞」には、この度、四日市市消防本部の他、岐阜市消防本部、泉州南広域消防本部の3団体が選ばれました。

 

 四日市市が『予防業務優良事例表彰』にて消防庁長官賞を受賞するのは、第5回以来2年振り2度目となります。

 

 今回、表彰対象となった四日市市消防本部の取り組みは「危険物施設における完成検査のオンラインによる実施」です。

 

 四日市市消防本部は、消防法に基づく危険物施設(コンビナート等)に対する立会い検査のうち、検査内容が軽微なものについて、消防職員が現地に赴くことなくWEB会議システムを活用してオンライン上で実施することとしています。

 

 検査内容が軽微なものに限って、事業所に立ち入ることなくオンライン上で実施することによって、完成検査済証の早期交付に伴う事業所の円滑な操業に資することに加え、検査の為、事業所に赴く職員の移動時間が省略できることとなり、消防側の事務効率の向上が図られ、官民双方にとって大きなメリットがあります。

 

 当該取り組みを、四日市市消防本部が全国で初めて導入しました。

 

 新たな技術を活用し、業務を効果的、効率的に進め、ひいては官民相互の利益に資する素晴らしい試みです。

 

 既存の働き方に固執することなく柔軟に新たなことにチャレンジする四日市市消防本部の姿勢を誇らしく思います。

 

 引き続き、市民の安全・安心を守り、様々なことに積極的に挑戦し、全国の消防本部の模範となる四日市市消防本部を目指していきます。