6月1日、四日市市介護予防等拠点施設『ステップ四日市』が、中央緑地横の日永東にオープンしました。

 

 建物は、旧中央老人福祉センターをリニューアルしたものとなります。

 

 今後の四日市市における「介護予防」と「認知症支援」の拠点となる施設です。

 

 今年の4~5月に掛けて、当施設の愛称を募集しており、全国、北は北海道、南は沖縄まで、116件の応募があり、香川県綾歌郡宇多津町の岩本 稔さんの『ステップ四日市』が選ばれました。

 

 岩本さんは、『ステップ四日市』の名称の理由を「Step by Step(一歩ずつ)」の最初を取って、介護予防等の活動を一歩ずつ着実に行っていくという意味を込めたとしています。

 

 『ステップ四日市』の主な事業内容は以下の通りとなります。

 

①フレイル(虚弱)を改善するための指導

②介護予防を啓発する講座やイベントの実施

③認知症に関する相談窓口

④認知症の人や家族の社会参加・交流の場

⑤介護予防や認知症の人に関わるボランティアの活動・交流の拠点

 

【介護予防事業】

 この数年、新型コロナの感染拡大により、特に高齢者の方は自宅に引きこもりがちとなり、フレイル状態になってしまった方が増加しています。

 

 新型コロナが5類となったことから、再び社会活動が活性化していくタイミングで当施設のリハビリプログラムを通じ、一人でも多くの方がフレイル状態から脱却し、元の健康状態を取り戻すことを目指します。

 

 利用に関するお問い合わせは、お住まいの地域の在宅介護支援センターまたは地域包括支援センターまでお願いします。

 

【認知症支援事業】

 昨年8月に本市は「四日市市認知症フレンドリー宣言」を行い、認知症の方やその家族が住み慣れた地域で自分らしく暮らせるまちを目指していきます。

 

 10月からは「認知症早期診断事業」がスタートし、今後は、新たに認知症と診断された方や認知症の初期段階の方が、介護保険サービスなどの支援に至るまでの所謂、「空白の期間」に対する支援を行っていきます。

 

 「空白の期間」に対する支援は全国的にもかなり不足しており、『ステップ四日市』で先駆的な取り組みを進めていきます。

 

 来所相談を希望される場合は、事前に電話予約をお願いいたします。

 

 『ステップ四日市』の詳細な取り組みについては、ホームページでご確認下さい。

 

 『ステップ四日市』が、本市の健康寿命の延伸や認知症施策の推進を力強く牽引していく施設となる様、関係者の皆さんと力を合わせて取り組みを進めていきます。

 

《四日市市介護予防等拠点施設(ステップ四日市)について》