四日市市では、今年度(令和4年度)より、瓦屋根耐風対策事業として『瓦屋根耐風改修工事費補助制度』を三重県内で初めてスタートさせました。

 

 当事業は、強風や地震等による建築物の瓦屋根の被害を軽減し、市民生活の安全性の確保と向上を図ることを目的としています。

 

 この背景には、令和元年の房総半島台風を踏まえた建築物の強風対策として、令和2年に建築基準法の公示基準が改正され、その後、国土交通省が令和3年度から、旧基準の瓦屋根の改修に対する支援策として、屋根の台風改修等に関する補助制度を設けたことがあります。

 

 そして、本市では令和4年3月の「四日市市建築物耐震改修促進計画(第2次計画)」の策定の際に、耐震化率の目標年次等の改正に併せ、まちの安全対策として瓦屋根の脱落防止対策に対する支援を位置付け、今年度より『瓦屋根耐風改修工事費補助制度』を始めました。

 

 当制度により、四日市市では旧基準の瓦屋根の改修工事等の条件を満たす工事について、建築物の所有者に対して工事費の一部補助を行っています。

 

 制度の詳細は、以下の四日市市HPにてご確認下さい。

 

≪瓦屋根耐風改修工事費補助制度≫

 

 当補助金は、三重県で初めての取り組みということもあり、開始時点から多くのメディアで取り上げられ多くの申請を頂きました。

 

 当初は、20件程度の申請を想定していましたが、1月末時点で倍の42件の申請を頂いております。

 

 昨年の6月定例月議会では、補正予算の措置を行いました。

 

 補助金の性質上、年度内での工事完了が必要になりますので、1月で当補助金の申請受付は終えていますが、現在、行われている2月定例月議会に、令和5年度においても引き続き『瓦屋根耐風改修工事費補助制度』を実施する為の予算を上程しています。

 

 予算が認められれば、4月から申請受付を再開する予定です。

 

 防災対策として、瓦屋根の耐風対策は必要な取り組みとなりますので、今後も、四日市市としてこういった市民の皆様の安全・安心に繋がる改修工事を支援していきます。

 

 該当する方は是非、ご検討下さい。