四日市市では、現在、『ふるさと納税・シティプロモーション戦略プロデューサー』を公募しています。

 

 令和5年4月1日から、四日市市のふるさと納税をとにかく盛り上げて頂ける方を求めます。

 

 任期付職員で、1年毎の任期となり最長5年となります。

 

 そして、給与は諸手当を含み、年収1,000万円程度と公務員としては、相当の待遇を用意しています。

 

 その背景には、深刻な四日市市のふるさと納税の赤字があります。

 

 令和3年度の数字をみると、市外から四日市市へのふるさと納税の寄付受入額は約5千万円、一方で、市民の方が市外へ寄付を行う個人市民税税額控除は約8億5千万円となり、四日市市はふるさと納税で8億円の赤字となっています。

 

 つまり、市民サービスに使われるべき財源の市民税が8億円もマイナスとなり、その分の市民サービスが提供出来ない事態となっています。

 

 そもそも私は、地域の応援という領域を逸脱し、個人の返礼品目的という理由で利用が拡大し、地方財政を歪めるふるさと納税制度には否定的です。

 

 しかし、当面はその是正は図られる様子はありません。

 

 これまでも、何度も本市のふるさと納税のてこ入れを行ってきましたが、ふるさと納税の赤字が年々数億単位で広がっているのが現状です。

 

 ですから、今回、思い切って専門性や知見、そして情熱を有する民間の方の力を、活用しようと『ふるさと納税・シティプロモーション戦略プロデューサー』の公募を決めました。

 

 ふるさと納税に関する戦略プロデューサーの公募は、全国でも初の試みとなります。

 

 営業や商品開発、企画提案等に専門的に取り組まれてきた、やる気と熱意に満ち溢れた人材が対象となります。

 

 是非、四日市市の為に、皆さんの力をお貸し下さい。

 

 四日市市のふるさと納税を劇的に変えていける能力や意欲をお持ちの方をお待ちしています。

 

 なお、『ふるさと納税・シティプロモーション戦略プロデューサー』には、企業版ふるさと納税についても取り組んでもらいます。

 

 受付期限は、令和5年1月29日(日)までで、電子申請(インターネットによる申し込み)となります。

 

 第1次選考は、書類選考となり2月10日(金)に合格発表、2月19日(日)に第2次選考のプレゼンテーション面接、2月下旬に合格発表を予定しています。

 

≪令和5年4月採用予定 四日市市任期付職員の募集(ふるさと納税・シティプロモーション戦略プロデューサー)≫

 

 来年度には、ふるさと納税を推進する組織も立ち上げる予定をしており、現在、市役所内でも各職員に対してふるさと納税推進担当職員の募集を掛けており、来年度からの組織強化を進めています。

 

 これらと、民間からの『ふるさと納税・シティプロモーション戦略プロデューサー』との連携により、四日市市のふるさと納税を大きく盛り上げていきます。