令和4年度がスタートしました。

 

 四日市市役所では昨日(4月1日)に、「新規採用職員の辞令交付式」、「年度始めの市長訓示」を行いました。

 

 今年度新たに四日市市役所に入庁した新規採用職員は総数146人。

 

 三重県最大都市で東海エリアの西の中枢都市である四日市市役所の一員として、地域を牽引出来る様に共に頑張っていきましょう。

 

 また、「年度始めの市長訓示」は所属長を集め対面形式で行い、その他の職員には動画配信等を行う方式としました。

 

 今年度の「年度始めの市長訓示」の要旨は以下の通りです。

 

 今年度のテーマは、『希望や勇気を提供できる市役所』です。

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 新年度の話をする前に。

 

 この2年間は新型コロナウイルス対応に追われる期間だった。

 

 保健所、新型コロナウイルス感染症対策室、市立病院、消防本部、そして保育園、幼稚園、こども園、学校現場を中心に、最前線で全力で対応にあたってもらった。

 

 また、保健所業務やワクチン接種等は、全庁的な応援体制を敷いており、他の部署の皆さんにも本当に頑張ってもらっている。

 

 市役所が一丸となって新型コロナへの対応が出来ており、皆さんに感謝します。

 

 このコロナ禍で、改めて我々市役所職員の市民生活における役割の重要さを感じている。

 

 私たちに課せられた責任は、とても大きいということをそれぞれが再度認識し、新年度のスタートを切っていきたい。

 

 そして、今年度も新型コロナ対策は全庁的な体制で取り組んでいく。

 

 各部署での業務もあるが、新型コロナ関連業務への対応は最優先事項として位置付けて一人一人の職員が意識を高く持って、対応にあたって欲しい。

 

 一方で、将来の四日市を見据えたまちづくりも並行して行っていかなければならない。

 

 令和2年度から始まった総合計画、それに基づく推進計画を確実に進めていく。

 

 市民サービスの向上や新しい先進的な取り組みを積極的に展開していくことで、コロナで落ち込みかけているまちの空気を大きく変えていきたい。

 

 我々が中心になって様々な社会活動、経済活動を支え、盛り上げていかなければならない。

 

 令和4年度の当初予算は過去最大となり、「コロナに打ち勝つ 元気回復予算」と銘打っている。

 

 新型コロナ対策を徹底した上で、多くの市民の皆さんに希望や勇気を提供できる取り組みを展開していきたい。

 

 代表的なものとして、疲弊した地域経済を立て直す起爆剤としての5月から利用が開始される40%のプレミアムが付いた総額70億円のデジタル商品券『よんデジ券』事業。

 

 そして、中心市街地の再開発プロジェクトも具体的な工事が始まっていく。

 

 まちの未来を創る大切な事業が動き出す。

 

 その他の部署においてもそれぞれで市民サービスの向上、先進的な取り組みに積極的に取り組んで欲しい。

 

 東海エリアの西の中枢都市として、四日市市役所の力を思う存分発揮していきたい。

 

 一方で、2年間の新型コロナへの対応で、多くの職員が疲弊していることも認識している。

 

 職員の健康や生活を守る為にも、今年度も引き続き職員のワークライフバランスの充実に向けた取り組みを進めていく。

 

 今年度は、新たに『働き方改革推進室』を設置した。

 

 皆さんの負担軽減を実現するには、業務内容をしっかりと見直し、業務の効率化を図り、そしてデジタル化を用いて業務負担を軽減していかなければならない。

 

 なかなか難しい取り組みだが、粘り強く取り組んでいきたい。

 

 その為には各部署の協力が必要となるので、『働き方改革推進室』の取り組みには前向きに協力してもらいたい。

 

 また、本日から「不妊治療のための特別休暇」制度もスタートする。

 

 様々な観点から、働きやすい四日市市役所を作っていく。

 

 当面は、コロナ対応とコロナ前の日常的な業務が重複する厳しい期間となるが、オール四日市市役所で踏ん張って乗り越えていきたい。

 

 共に、力を合わせ、新しい四日市の未来を切り拓いていきましょう。

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