四日市市役所は、令和4年度から「職員採用試験」の一部を6月に前倒しします。
対象となる職種は、大卒の「事務職」、「技術職」及び「保育教育職」となります。
これらの試験は、これまで9月に実施していましたが、名古屋市などの近隣自治体と採用試験の時期を合わせることにより、多くの人材に受験して頂ける機会を創っていくことになります。
この背景には、近隣の同規模自治体が採用試験を早めていることがあります。
例えば、30万人を超える人口を抱える愛知県の豊橋市は4月、岡崎市は5月等、愛知県の同格市の採用試験の時期は4~5月に集中しており、県内の津市においても今年度から6月に採用試験の時期を前倒ししました。
四日市市役所を志望する方が重複して受験する傾向にある同規模の自治体の採用試験が夏前に終わってしまうことから、仮に四日市市役所が第一志望であっても先に決まってしまった同格市を選択してしまうケースもあり、四日市市役所としてこれまで十分な選択の機会を提供出来ていなかった面がありました。
上記に加え、近年、公務員離れが進んでおり、四日市市の事務職への応募数は、平成23年度の361人に対し、令和3年度は250人と111人の減少となっています。
より多くの志望者を募りたいということから、令和4年度からの採用試験の実施時期の前倒しを決めました。
なお、「消防職」や高校生向けの「事務職」「技術職」は、従来通り9月に採用試験を実施します。
更に、受験科目についても大きな変更を行います。
これまで、四日市市役所では、一般的な公務員試験に加えて、市独自の記述試験を実施していましたが、これも廃止します。
市独自の記述試験を課している自治体は珍しく、これまで四日市市役所を受験される方は市独自の受験対策を行う必要がありました。
ちなみに、三重県内で独自の試験を課している自治体は四日市市のみで、お隣の愛知県をみても確認出来た自治体では独自の試験を課している自治体はありませんでした。
今後、市独自の記述試験が無くなることから、一般的な公務員試験対策のみで受験が出来る様になるので、四日市市役所を受験される方の増加が見込めます。
優秀な人材が四日市市役所に入庁してくれることを期待しています。
やる気のある方々を四日市市役所はお待ちしています!
共に、東海エリアを牽引する元気都市四日市を創っていきましょう!