四日市市では、現在、2027年を目標に近鉄四日市駅周辺からJR四日市駅までの中央通りを中心としたエリアを対象に、『中心市街地再開発プロジェクト』を進めています。

 

 この『中心市街地再開発プロジェクト』は、約30年振りに四日市市が行う中心部での大規模事業となります。

 

 これまでを振り返ると、平成の当初に近鉄四日市駅西側の開発となった四日市工業高校の跡地活用や地下駐車場 くすのきパーキングの整備が行われて以降、市の中心部で大きな事業は行われてきませんでした。

 

 一方で、今、全国の自治体は厳しい自治体間競争に直面しており、まちとしての価値を高めていき、選ばれるまちへと成長していく必要があります。

 

 四日市市においても、東海エリアの西の中枢都市として、人々を惹きつけ、魅了する都市として発展していく為に、まちの顔となる中心部の機能性を高め、魅力あるまちづくりを積極的に展開していかなければなりません。

 

 市の中心市街地をダイナミックに変えていくという点から、今回の『中心市街地再開発プロジェクト』は過去の事業を上回る大規模且つ、広範囲の取り組みとなります。

 

 この『中心市街地再開発プロジェクト』は、国の直轄事業となる近鉄四日市駅のバス停の一元化を図る『バスタ四日市』、近鉄四日市駅に直結出来るペデストリアンデッキの設置、近鉄四日市駅からJR四日市駅までの中央通りにおいて、民間の活力を用いて人々の回遊性を高めていく空間創出等、様々な事業が相まって進んでいきます。

 

 2027年を目標にしている当プロジェクトですが、既に市民の皆さん、有識者、関係者の方々に検討会やワーキンググループに参画頂き、計画や設計を進めています。

 

 そして、今年度末から近鉄四日市駅西口辺りから、一部工事が始まります。

 

 市民の皆様には交通等で大変ご迷惑をお掛けすることになりますが、生まれ変わる中心市街地を楽しみにお待ち頂ければ幸いです。

 

 また、将来の中心市街地(中央通り)の姿を市民の皆様と共有し、まちの機運を高めていきたいということで、今週から、2027年頃の将来を形にした『中央通りのリニューアル模型』を市役所1階での展示を始めています。

 

 近鉄四日市駅周辺からJR四日市駅までの中央通り約1.6kmの1/300の模型となります。

 

 模型はとても精巧に出来ており、眺めるだけでワクワクしてきます。

 

 今後、プロジェクトの進行過程で、詳細が変わったり、具体化していくので、定期的に模型も更新していく予定です。

 

 是非、四日市市役所1階に展示した将来の『中央通りのリニューアル模型』をご覧頂ければと思います。

 

 そして、皆さんと未来の四日市の話に花を咲かせたいと思います。

 

 市民の皆さんの誇りに繋がる中心市街地を創っていきます。