四日市市保健所では、体制の強化を図り、9月4日(土)から原則濃厚接触者全員を対象にしたPCR検査を再開しています。

 

 これまで、四日市市保健所でのPCR検査は、8月後半の第5波の感染者が爆発するまで、全ての濃厚接触者を対象に行っていました。

 

 しかし、第5波で感染が爆発し、これまでで最大であった第4波の4~6倍に感染者が急拡大する中、保健所業務のひっ迫に直面しました。

 

 そんな中、8月下旬の三重県の保健所所長会で、保健所の業務を陽性者の調査や対応に優先する必要があることから、業務がひっ迫している保健所においては、原則無症状の濃厚接触者に対し、PCR検査を実施しないという方針が示されました。

 

 これを受けて、四日市市保健所としては県下の他の保健所の対応にならい、やむを得ずリスクの高い基礎疾患のある方や妊婦の方等への対応を除き、原則無症状の濃厚接触者に対しPCR検査を取りやめました。

 

 ただし、リスクの高い基礎疾患のある方や妊婦の方等には、医師会との連携を図り、それぞれの症状を把握しているかかりつけ医への相談を案内し、その上でPCR検査に繋げていました。

 

 しかし、無症状の濃厚接触者にPCR検査を実施しないことは、ご本人の不安にも繋がりますし、更なる感染拡大を招くことにもなりかねないことから、四日市市保健所では、体制の強化を図り、他の保健所に先駆けて、原則濃厚接触者全員を対象にしたPCR検査を9月4日に再開しました。

 

 保健所業務の逼迫により、2週間程の期間、PCR検査を受けられなかった方々には心よりお詫び申し上げます。

 

 9月4日から新たに、PCR検査の実施拠点を設け、ここで無症状の濃厚接触者へのPCR検査を実施しています。

 

 なお、現在でも市内で約90の医療機関で、症状があればPCR検査を受けることが可能です。

 

 濃厚接触者で症状のある方は、これまで通り、市内の医療機関にて検査を実施してもらいます。

 

 市内の医療機関や公設のPCR検査拠点が連携し、濃厚接触者の方々に速やかにPCR検査を受けて頂ける様、努めていきます。

 

 ここ1週間程、感染者が減少傾向にありますが、第6波に備え、今後も職員が一丸となり四日市市保健所の体制強化を図っていきます。