8月17日、国は三重県への『まん延防止等重点措置』の適用を正式に決定しました。

 

 それを受けて、三重県は四日市市を含む17市町を対象区域に指定しました。

 

 8月に入り、感染拡大がこれまでにない勢いで続いており、三重県においても過去最大の感染状況となっています。

 

 既に、三重県は8月14日から飲食店への20時までの時短営業の要請を行っていましたが、『まん延防止等重点措置』対象区域においては、8月20日から9月12日までの期間において、人流抑制を図る為のより強力な措置が取られます。

 

 飲食店(結婚式場を含む)に対しては、これまでの時短営業に加え、酒類の提供、カラオケ設備の利用を行わないことが要請されます。

 

 また、1,000㎡を超える大規模商業施設等(百貨店、ショッピングセンター等)に対しても人流抑制に向けた時短営業等の要請が行われます。

 

 県民の皆様に対しては、県境超える移動に加え、県内の移動についても「生活の維持に必要な場合を除き、日中も含め、外出や移動を避ける」ことが要請されます。

 

 そして、四日市市としても、これまでの市独自の対応から更に強い措置を8月20日から9月12日の期間に実施していきます。

 

 これまでの市公共施設の利用制限(休業、一部休止、時短利用要請)、新規予約停止は継続すると共に、この期間の市主催行事については原則、中止又は延期とします。

 

 ただし、オンライン等により人が集まらない工夫を行える場合は開催できることとします。

 

 これまで以上のより強い措置となりますが、収束の兆しが見えないこの感染拡大の状況をいち早く抑え込んでいく必要があります。

 

 皆で力を合わせ、協力し、この困難を乗り越えていきましょう。

 

 以下に今回発表した『市長メッセージ』を掲載します。

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【まん延防止等重点措置の適用を受けて】

 

市民の皆様へ

 

 感染力が強いといわれる「デルタ株」が猛威を振るう中、最前線で医療に従事されている方々をはじめ、日常生活や店舗・事業所等において、感染症拡大防止にご尽力いただいている皆様にあらためて感謝申し上げます。

 

 新型コロナウイルス感染症の第5波により、全国的に感染拡大が見られる中、三重県も8月20日から9月12日までの24日間、「まん延防止等重点措置」の適用を受け、本市が「特に重点措置を講じる区域」として三重県から指定を受けることになりました。


 三重県からは、新型インフルエンザ等特別措置法に基づき、不要不急の外出の自粛、飲食店等における20時までの営業時間短縮、酒類の提供やカラオケ設備の使用を行わないことなどが要請されます。

 

 本市においては、8月12日(木)に新規感染者の発表者数がその時点で過去最多の33人(県外発表を含む)となり、8月14日(土)から市公共施設の貸館における利用時間短縮の協力要請や新たな利用許可の停止などを行っているところですが、8月16日(月)には53人(県外発表を含む)と最多を更新し、なお減少に向かう見通しができないことから、本日発表される三重県の取り組みに加えて、新たに市主催行事を原則中止または延期とすることとしました。

 

 市民の皆様には、今以上の行動自粛をお願いしなければなりませんが、更なる感染拡大がもたらす市民生活・経済活動への影響を最小限に抑えるため、また市民の命を守る医療体制を維持するため、今一度、ご理解ご協力をいただきますようお願いいたします。

 

 これまでも申し上げておりますが、感染者やその家族、事業所や医療従事者等への誹謗中傷、偏見や差別につながる行為は絶対にあってはなりません。誰もが感染しうるリスクがあることを受けとめ、お互いを思いやる気持ちを持って行動してください。また、ワクチン接種については、あくまでも任意です。様々な事情により接種できない人がいることに配慮し、接種の強制や接種していない人への誹謗中傷などは決して行うことのないようにお願いいたします。


令和3年8月17日
四日市市長 森 智広

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