三重県は6月21~30日の期間を『三重県リバウンド阻止重点期間』とし、四日市市の飲食店に対し21時までの営業時間の短縮要請等が行われていました。

 

 その『三重県リバウンド阻止重点期間』が本日(6月30日)をもって終了します。

 

 このことにより、7月1日には、市内の飲食店に4月26日から要請されていた時短営業の要請が全て解除されます。

 

 時短要請が始まった4月26日からの期間、飲食店の皆さんを始め、市民の皆さんには厳しい状況の中、感染拡大防止の為に多大なご協力を頂けたことに感謝致します。

 

 その効果もあり、4月末には直近1週間の新規感染者数が130人を超えていたものが、本日時点で直近1週間の新規感染者が7人と相当低い水準に抑えられてきました。

 

 明日以降も引き続き、感染防止対策を徹底して頂き、リバウンド防止を図りながら、日常を取り戻していけることを願っています。

 

 『三重県リバウンド阻止重点期間』の終了に伴い、市として実施していた公共施設の貸館における21時までの時短利用の協力要請を取り止めます。

 

 また、県民の皆さんにおいては、県外への移動制限が緩和されます。

 

 これまで、県外への移動については不要不急の移動自粛が要請されていましたが、今後は移動自粛の対象エリアが「緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が発出されている都道府県及び飲食店等への営業時間短縮等の要請がなされているエリア」に限定されます。

 

 これらを踏まえ、本日、市長メッセージを発信しました。

 

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【 三重県リバウンド阻止重点期間を終えるにあたり】

市民の皆様へ

 

 「三重県まん延防止等重点措置」に続く「三重県リバウンド阻止重点期間」がようやく終わろうとしています。

 

 長期間にわたり営業時間の短縮要請にご協力いただいた飲食店等の皆様をはじめ、不要不急の外出や移動の自粛、基本的な感染症対策の徹底に取り組んでいただいた市民の皆様に厚く感謝申し上げます。

 

 本市においては、3月下旬から新型コロナウイルス感染症の感染者が途絶えることなく続き、4月と5月の2か月で約700人の新規感染者を発表する深刻な事態となりました。

 

 貸館における利用時間短縮の協力要請や新たな利用許可の停止などの市民サービスを一部停止するという緊急措置をとらなければならなかったことを大変心苦しく感じています。

 

 皆様のご協力により6月中旬以降確実に感染者は減少し、本市にのみ発出されていた飲食店等に対する営業時間の短縮要請が本日で終了しますが、これで感染症対策が終わるわけではありません。
 

 これから本格的な夏を迎えます。旅行や帰省、会食などを計画している方もいらっしゃると思いますが、今一度、「密」を避けるなどの基本的な感染症対策や、特に大人数での会食を控えるなど「持ち込まない、広げない」対策を徹底していただき、次の波を起こすことのないようにご協力をお願いいたします。

 

 ワクチン接種については、国からのワクチン供給が不足していることから、現在は集団接種予約の一部を見合わせておりますが、市民の皆様に安心して接種を受けていただけるよう正確な情報発信に努めるとともに、四日市医師会等のご協力をいただきながら迅速な接種を推進してまいりますので、ご理解いただきますようお願いします。

 

 これまでも申し上げておりますが、感染者やその家族、事業所や医療従事者等への誹謗中傷、偏見や差別につながる行為は絶対にあってはなりません。誰もが感染しうるリスクがあることを受けとめ、お互いを思いやる気持ちを持って行動してください。
 

 また、ワクチン接種については、あくまでも任意です。様々な事情により接種できない人がいることに配慮し、接種の強制や接種していない人への誹謗中傷などは決して行うことのないようにお願いいたします。

令和3年6月30日   
四日市市長 森 智広

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