5月9日から、三重県下の四日市市を含む12市町を対象区域とした『まん延防止等重点措置』が適用されることから、四日市市では5月8日に「健康危機管理対策本部員会議」を開催し、市としての今後の対応を協議しました。

 

 四日市市では、3月下旬頃から感染急拡大の状況にあることから、いち早く市独自の対策を打ち出していましたが、5月9日から更に強い措置を取ることとしました。

 

 まず、『市主催行事の開催』において、これまで参加者が特定され、感染防止対策を十分に講じていれば、「無観客または、100人以下且つ収容定員の半分以下の参加人数を目安にする」ことを条件に開催を判断してきましたが、今後は、まずは可能な限り中止または延期を検討し、やむを得ない場合には上記の条件の下で開催を行うこととします。

 

 また、『市公共施設の運営』においては、引き続き、感染リスクが高い大人数・長時間の会食となる以下の施設については休業とし、市内公園内での飲食を禁止します。

 

・南部丘陵公園 デイキャンプ場

・四日市スポーツランド デイキャンプ場

 

 そして、市公共施設の貸館については、既に予約を受け付けている団体等においては、引き続き、午後8時で利用を終了するよう利用者に対し協力要請を行う一方で、5月9~31日における新規の貸館手続きを全ての施設で停止します。

 

 これまで以上のより強い措置となりますが、県下最大の人口を抱え、感染者が急増している四日市市として、この期間に何としても一連の感染拡大を抑え込んでいく必要があります。

 

 三重県全体の感染者を抑え込んでいく為にも、市民の皆様のご協力を宜しくお願い致します。

 

 そして、本日、市民の皆様に対し『まん延防止等重点措置の適用を受けて』の市長メッセージを発表しました。

 

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市民の皆様へ

 

 新型コロナウイルス感染症の第4波により、全国的に感染者が急増している中、東京、大阪、兵庫、京都の4都府県を対象として発出されていた緊急事態宣言が5月31日まで延長されるとともに、愛知県と福岡県が新たに5月12日から緊急事態宣言の対象となりました。
 

 三重県においても5月9日から5月31日まで「まん延防止等重点措置」の適用を受け、本市が「特に重点措置を講じる区域」として三重県から指定を受けました。
 

 本市では、3月下旬頃から感染が急拡大する状況が続いており、今回の措置を深刻に受け止めています。

 

 三重県からは、新型インフルエンザ等特別措置法に基づき、不要不急の外出の自粛、飲食店における20時までの営業時間短縮、酒類の提供やカラオケ設備の使用を行わないことなどが要請されます。

 

 本市としましても、本日、四日市市健康危機管理対策本部員会議を開催し、三重県の取り組みに加えて、5月31日まで市主催のイベントは可能な限り中止または延期とすること、そして、市公共施設における感染リスクの高い施設の休業、市内公園での飲食禁止の継続、貸館の新たな使用許可の停止などこれまでの取り組みをさらに強化する対応方針を決定したところです。

 

 市民の皆様には、今以上の行動自粛をお願いしなければならないことを大変心苦しく思いますが、更なる感染拡大がもたらす市民生活・経済活動の影響を最小限に抑えるため、また市民の命を守る医療体制を維持するため、まん延防止等重点措置を含めたより強い措置により、期間内にしっかりと第4波を抑え込んでいきたいと考えておりますので、今一度、ご理解とご協力いただくことをお願いいたします。

 

 ワクチン接種については、75歳以上の高齢者の方から集団接種の予約を開始しました。電話が繋がりにくくご迷惑をおかけしていますが、ワクチン量は十分確保できる見込みですので、クーポン券(接種券)が届いた方は焦らずに予約いただくようお願いします。なお、今後、かかりつけ医等での個別接種の予約についても始める予定ですので、ご安心いただきたいと思います。

 

 新型コロナウイルス感染症が急拡大する中、最前線で医療に従事されている方々をはじめ、日常生活や店舗・事業所等において、感染症拡大防止にご尽力いただいている皆様にあらためて感謝申し上げます。
 

 また、これまでも申し上げておりますが、感染者やその家族、事業所や医療従事者等への誹謗中傷、偏見や差別につながる行為は絶対にあってはなりません。誰もが感染しうるリスクがあることを受けとめ、お互いを思いやる気持ちを持って行動してくださるようお願いいたします。


                      令和3年5月8日 

                      四日市市長 森 智広

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