昨日、四日市市における直近1週間の新規感染者数の水準は、10万人当たり25.4人となり、国が示すステージ4〔感染爆発〕の基準25人を超えました。

 

 更に、本日(4月23日)、これまでの1日の感染者数を大きく上回る過去最多の32人の感染者の発表となったことから、直近1週間の10万人当たり新規感染者数は32.6人となり、非常に高い水準となりました。

 

 現在、四日市市の感染拡大は極めて深刻な状況にあります。

 

 それを受け、昨日、コロナ対策に強い権限を有する三重県に対して協議を申し入れ、本日、知事とのオンライン会議を行いました。

 

 そこで、本市の感染拡大の深刻な状況の共有とそれを抑え込む為の『まん延防止等重点措置』を含むより強い措置をとることの必要性について四日市市と三重県の認識を一致をみたところです。

 

 その後に行われた知事の記者会見で全県下に対する飲食店への時短要請を表明されました。

 

 感染拡大防止に向け、より一層踏み込んだ対策を取って頂けたことに感謝しています。

 

 コロナ対策として強い権限を持たない市としては、しっかりと市の現状を県に伝え、機動的な措置を取ってもらう必要があるのですが、今回は県との緊密な連携が図れたと捉えています。

 

 加えて、知事との協議の際に、感染者数が急増し、現場がひっ迫している四日市市保健所に対する人的支援の要請も行いました。

 

 そして、現段階が極めて重要なタイミングであることから、本日、市民の皆様に対し『大型連休中の感染拡大防止に向けて』の市長メッセージを発表しました。

 

 基本的な感染防止対策の徹底と共に、大型連休中の人混みへの外出、県外のご家族やご友人における三重県内への帰省・訪問を控えて頂くことを強くお願いします。

 

 行動自粛をお願いしなければならないこと、大変心苦しく思いますが、今、四日市市が直面している過去最大の波、第4波を抑え込む為にも、力を合わせオール四日市で取り組んでいきましょう。

 

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市民の皆様へ

 

 新型コロナウイルス感染症の猛威が第4波を引き起こし、全国的に感染者数が急増している中、東京、大阪、兵庫、京都の4都府県を対象として、4月25日から5月11日までの期間、3回目となる緊急事態宣言が発出される予定です。

 

 本市においても、直近1週間における人口10万当たりの陽性者数が過去最多の32.6人でステージ4(感染爆発段階)相当となるなど、極めて厳しい状況です。

 

 このような中、本市における感染拡大防止に向けて、まん延防止等重点措置を含めたより強い措置をとる必要があることについて、本日、三重県知事とオンライン会議を行い、認識が一致したところです。また、陽性者数の増加に伴い、ひっ迫する本市の保健所業務に対して、必要な人員の支援について要請を行うなど、引き続き三重県と緊密な連携をとり対策を進めていきます。

 

 

 これから大型連休を迎えるにあたり、さまざまな行楽などを検討されている方もいらっしゃると思いますが、新型コロナウイルス感染症の新たな局面を迎えている状況をご理解いただき、感染拡大防止のために次のことに心掛けた行動をお願いします。


1 大型連休中は人の移動が増加する傾向にあります。人混みへの外出をなるべく控え、行楽等については時期をずらすようにしてください。県外のご家族、ご友人にも三重県への帰省・訪問を控えるようお伝えください。


2 感染拡大防止には、お一人おひとりの確実な感染防止対策が重要です。マスクの着用、手洗い・手指消毒、人との距離の確保など、基本的な感染防止対策の徹底をお願いします。


 新型コロナウイルス感染症が急拡大する中、最前線で医療に従事されている方々をはじめ、日常生活や店舗・事業所等において、感染症拡大防止にご尽力いただいている皆様に心から感謝申し上げます。

 

 市民の皆様には、昨年に続いて大型連休中の行動自粛をお願いしなければならないことを大変心苦しく思いますが、この第4波を抑え込むために是非一緒に取り組んでいただくようお願いいたします。

 

 これまでも申し上げておりますが、感染者やその家族、事業所や医療従事者等への誹謗中傷、偏見や差別につながる行為は絶対にあってはなりません。誰もが感染しうるリスクがあることを受けとめ、お互いを思いやる気持ちを持って行動してくださるようお願いいたします。
 

               令和3年4月23日  
               四日市市長 森 智広

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《市長メッセージ》