本日の記者会見にて、市民の皆様に『新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた市長メッセージ』を発表しました。

 

 現在、市内の感染者が増加傾向にあり、4月1~7日までの直近1週間で感染者が48人となり、これまでの最多であった第3波の1月4~10日の30人を超え、過去最多となりました。

 

 この直近1週間の新規感染者数の水準は、10万人当たり15.4人であり、国が示すステージⅢの基準15人を超えています。

 

 また、感染経路不明割合は52%、直近1週間と先週1週間の比較は1.8倍とこれも国の示すステージⅢ,Ⅳとなっています。

 

◎感染経路不明割合50%以上:ステージⅢ,Ⅳ

◎直近1週間と先週1週間の比較1.00倍以上:ステージⅢ,Ⅳ

 

 国が示す新規感染者数の指標の3指標全てが四日市市ではステージⅢ以上となっている状況です。

 

 三重県全体の感染者は、現時点では第3波を超えていませんが、四日市市においては過去最大の波に入っています。

 

 なお、直近1週間の感染者の7割以上が20~30代と若い世代で特に広がっています。

 

 そして、感染力の高い変異株の割合も高まってきており、厳しい状況に直面しています。

 

 こういった状況にあることを、市民の皆様としっかりと共有し、今一度、感染拡大防止対策の徹底をお願いしたいという内容の市長メッセージとなっています。

 

 以下が市長メッセージとなります。

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市民の皆様へ

 新型コロナウイルス感染症の拡大傾向が続く中、最前線で医療に従事されている方々をはじめ、日常生活や店舗・事業所等において、感染症拡大防止にご尽力いただいている皆様に心から感謝申し上げます。

 

 新型コロナウイルス感染症については、4月1日に国が宮城県、大阪府及び兵庫県を実施すべき区域として4月5日から「まん延防止等重点措置」を適用する発表を行いましたが、区域指定された3府県だけに留まらず、全国的に感染拡大傾向が見られる状況です。

 

 三重県においても例外ではなく連日感染が確認されておりますが、特に四日市市においては20代から30代の若い世代を中心に1週間あたりの新規感染者数が過去最多となっております。

 

 感染力が強いと言われる変異株の割合も高まってきており、本市の状況を国のステージ指標に当てはめるとステージⅢ相当という大変憂慮すべき状況です。

 

 新年度、新学期が始まり、これから気候もよくなる時期を迎え、様々な活動が活発になるところですが、市民の皆様には改めて、歓送迎会や新歓コンパなど大人数や長時間での会食を避け、手洗い、マスクの着用や「3密」を避ける等の基本を忘れず、感染防止対策を徹底してください。

 

 また、家庭内感染により児童・生徒から学校へと、さらに感染が広がる恐れもあります。

 

 「持ち込まない」、「広げない」ため、家庭内での基本的な感染防止対策の徹底もお願いいたします。そして、少しでも体調に異変を感じた場合には、外出を控えるなど、これまで以上に取り組みを強化していただくようお願いします。

 

 これまでも申し上げておりますが、新型コロナウイルスに関して感染者やその家族、医療従事者等への偏見や差別につながる行為、人権侵害、誹謗中傷は絶対にあってはなりません。

 

 誰もが感染しうるリスクがあることを受けとめ、お互いを思いやる気持ちを持って行動してくださるようお願いいたします。
 

                令和3年4月8日  
                四日市市長 森 智広

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