四日市市観光大使を務めていただいている四日市市出身の作家『伊吹有喜』さんの最新刊『犬がいた季節』が10月16日に発売されました。
伊吹有喜さんは、これまでも多くの作品が映画やドラマ、舞台化されたり、直近では著作「雲を紡ぐ」が第163回直木賞の候補作となる等、大変ご活躍されています。
そして、この伊吹さんの最新刊『犬がいた季節』は舞台が四日市市で、四日市高校がモデルとなった八稜高校で物語が進んでいきます。
内容は、18歳の高校生の様々想いや悩み、決断という青春時代のストーリーが5話にまとめられており、主に昭和から平成に移りゆく頃からの12年間、そしてその後の令和までの時代が描かれています。
当小説では、四日市市が舞台ということもあり、工場夜景や水沢の茶畑など四日市市の名所が沢山出てくることや、時代設定が私の小学校高学年から大学生の頃であったことから、自らの青春時代とリンクし、とても共感出来るものでした。
また、誰もが経験したことのある18歳の心情が描かれていることから、胸にじわりと染み込んでくる感覚に包まれるストーリーになっており、第1話からぐいぐい引き込まれ、後半は感動で涙が止まりませんでした。
また、11月3日に四日市市で、伊吹有喜さんの『犬のいた季節』の出版を記念したトークイベント&サイン会が開催されました。
私も参加し、伊吹さんと初めてお会いさせて頂きました。
伊吹さんは気品があふれる気さくな方で、緊張しながらも楽しく様々なお話をさせて頂きました。
本当に素晴らしい小説ですので、四日市市の方は勿論、多くの方に是非お読み頂ければと思います。
忘れていた青春時代の思い出を蘇らせ、四日市市をもっともっと好きになって頂ける作品です。
『犬のいた季節』が映像化されると最高なのになと、心から期待しています。