昨日(5月19日)、四日市市議会にて350億円規模の「令和2年度5月補正予算」が満場一致で可決されました。

 

 今回の補正予算は、全てが新型コロナウイルス対策に関するもので既に記者会見で公表済みの『四日市市独自の緊急支援対策 第1弾~第3弾』に新たな施策を加えたものとなっています。

 

 補正予算規模が350億円と大きくなったのは、国民一人当たり10万円を給付する「特別定額給付金」に関する予算が315億円程や児童手当(1万円~1万5千円)受給世帯に対しその対象児童一人につき1万円上乗せされる「子育て世帯への臨時特別給付金」に関する予算が4億円程等の国の対策が含まれている為です。

 

 その他、四日市市独自の対策に関する予算として、30億円程度を計上しています。

 

 市単独事業において最も予算規模が大きい事業は、「水道基本料金の半年間無料化」で13億円となっています。

 

◆水道基本料金の半年間無料化 〔予算額:13億4,200万円〕

 当事業は、既に4月24日の記者会見にて『四日市市独自の緊急支援対策 第3弾』として公表しています。

 

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を受け、急激な収入減や不測の支出を強いられている市民及び企業の負担を広く軽減するために、水道料金の基本料金を6月徴収分から半年間無料化します。

 

 四日市市では、水道料金の検針を各家庭2か月毎に実施しており、北部エリアが偶数月、南部エリアが奇数月の検針となります。

 

 従って、北部エリアは6月徴収分、南部エリアは7月徴収分からの基本料金無料化となります。

 

 そして、水道料金の基本料金は、水道の口径により決まっています。

 

 四日市市上下水道局の水道契約給水件数は約15万件あり、口径20mmが一般的な契約となっています。

 

 口径20mmでの契約は約11万件で、全体の73%を占めます。

 

 口径20mmの基本料金は、月1,496円ですので、一般的な家庭ですと6か月で約9,000円の負担軽減となります。

 

 水道料金の減免は、ほぼ全ての世帯や事業者を対象とすることが出来、事務手続きも迅速に対応出来ることから、市民の生活の安定と安心、事業者の資金繰りの一助になる有効な施策として実施を決めました。

 

≪四日市市上下水道局 お客様センター≫

https://www.city.yokkaichi.mie.jp/new_water/pdf/20200511-suidouryoukin.pdf

 

 今後のブログにおいても、5月補正予算の内容を中心に「四日市市独自の緊急支援対策」についての詳細を発信していきます。