四日市市民の皆様に、お願いがあります。

 

 四日市市は、現時点において市内で9名の新型コロナウイルス感染者が確認され、感染者数は県内最多となり、大変厳しい状況にあります。

 

 この困難を乗り越えていくには、市民の皆様お一人お一人が、強い意識を持ち、感染症対策を徹底し、不要不急の外出を控えて頂くしかありません。

 

 自粛には我慢が必要です。

 

 我慢することは辛いことではありますが、この先にはきっと明るい未来が待っています。

 

 それを信じて頑張っていきましょう。

 

 そして、あってはならないことですが、三重県内で、新型コロナウイルスに感染された方やご家族の家に石が投げ込まれたり、壁に落書きされたりする被害が発生しています。

 

 実は、残念なことですが本市におきましても関係者への誹謗中傷とみられる事案を確認しています。

 

 新型コロナウイルスの感染者やご家族は今、ウイルスと必死に戦っており、周りがしっかり支えていかねばなりません。

 

 オール四日市です。

 

 この四日市から、排他的、差別的な事象をこれ以上出さないために、皆様のご理解とご協力をお願い致します。

 

 市民一丸となって、新型コロナウイルスに打ち勝っていきましょう。

 

 こういった想いを込め、本日市民の皆様に市長メッセージを発信しております。

 

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市民の皆様へ

 

【オール四日市でこの困難を乗り越えていきましょう】

 

 新型コロナウイルス感染症に罹患された方および関係者の皆様に謹んでお見舞い申し上げます。

 

 また、医療に従事されている方々をはじめ、感染症拡大防止にご尽力いただいている皆様に心より感謝申し上げます。


 新型コロナウイルス感染症を取り巻く環境は刻一刻と変化しており、本市においても、4月22日時点で、9名の感染が確認されており、感染者数は県内最多となっております。

 

 また、お亡くなりになられた方の感染事例が県内で初めて確認されたことや感染が医療従事者、子どもにも広がるなど予断を許さない状況が続いております。

 

 4月16日には、政府の「緊急事態宣言」対象区域が全国に拡大され、三重県では4月20日から「三重県緊急事態措置」が実施されております。

 

 このような中、四日市市は三重県と協調し、「三重県緊急事態措置」に基づく休業要請や外出自粛の徹底に取り組むとともに、市民の皆様の生活を守るため、本市独自の対策を進めております。

 

 一方で、三重県内にて、新型コロナウイルスに感染された方やご家族の家に石が投げ込まれたり、壁に落書きされたりするなどの被害が発生しておりますし、本市においても、誹謗中傷とみられる事案を確認しております。

 

 大変、残念でなりません。新型コロナウイルスを理由とした、いじめ、偏見や差別につながる行為、誹謗中傷等は、決して許されるものではありません。

 

 今は、オール四日市で市民が一丸となり、新型コロナウイルスに立ち向かっていかねばならない時です。

 

 不確かな情報や誤った認識に惑わされ、人権侵害に及ぶことのないよう、正しい情報に基づいた冷静な行動をお願いします。

 

 そして、市民の皆様には、引き続き、ご自身だけでなく、大切な人の命を守るために、ご自身が「感染しているかもしれない」という意識を持ち、生活の維持に必要な場合を除く移動の自粛(ステイホーム)の継続と、ご家族や友人などに対しても帰省や来訪を控えるよう呼び掛けをお願いします。

 

 先行きの見えない不安な状況が続いておりますが、明けない夜はありません。

 

 この困難な状況に打ち勝てるよう、市民の皆様、事業者の皆様とともに、知恵を絞り、工夫を凝らし、オール四日市で対応してまいりますので、何卒お力添えをいただきますよう、ご理解・ご協力をお願いいたします。


令和2年4月23日
四日市市長 森 智広

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