4月1日より、令和2年度がスタートしました。
毎年四日市市役所では、市の幹部を集め、年度初日に「年度初めの市長訓示」を行っていますが、今年度は新型コロナウイルス感染防止の観点から、一堂に会する機会を設けず、市長訓示を庁内放送と文書での発信としました。
新型コロナウイルス感染拡大が全国的に進む中、大変厳しい状況での新年度のスタートとなりましたが、今年度は四日市市にとっても重要な年度となります。
まずは、この4月から四日市市の10年間の進むべき方向性を定めた新しい総合計画がスタートします。
今後の10年間で、四日市市は東海エリアの中枢都市として東海エリアを力強く牽引していかなければなりません。
また、現在直面している新型コロナウイルスへの対策も全力で取り組んでいく必要があります。
こういった想いを込めて、以下の「年度初めの市長訓示」を行いました。
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皆さん、こんにちは。
本日から、新たな年度が始まりました。
まず、冒頭に、全国的に新型コロナウイルスの感染が広がりを見せ、日々緊張感が高まる中、連日対応にあたって頂いている全職員に心から感謝を伝えます。
多くの市民が新型コロナウイルスの感染に不安を感じ、地域経済も大きなダメージを受けています。
世界、日本、そして、四日市市が危機的状況に陥っている中、我々市職員が一丸となり前線で、新型コロナウイルスと戦っていかなければなりません。
朝が来ない夜はありません。春が来ない冬もありません。
今はぐっと歯を食いしばって、この困難を乗り越えていきましょう。
この様な厳しい状況下での新年度のスタートとなりましたが、今年度は本市にとって非常に重要な年度となります。
まず、今年度から新たな総合計画が始まります。
四日市市の新しい10年間の幕開けとなります。
日本が人口減少のフェーズに入り、都市間競争が激しくなる中、本市は東海エリアを支える西の中枢都市として、確実な発展を遂げていかねばなりません。
本市は、名古屋に次ぐ都市として東海エリアを牽引していく責任がありますし、その力を十分に備えています。
そして、それを具現化していく計画が、これまで議論を重ねて作り上げてきた新総合計画となります。
強い自信と大きなチャレンジ精神を持って、新しい一歩を共に踏み出していきましょう。
合言葉は『ゼロからイチを生み出す力 イチから未来を四日市』です。
産業都市としての強みを活かし、新たな四日市の未来を創っていきましょう。
また、本市は、本年度の8月に市制施行123周年を迎えます。
本来であれば、4月から様々なイベント等により、まちを大いに盛り上げていく予定でありましたが、残念ながら新型コロナウイルスの関係でそれが叶わない状況となっています。
非常に辛い状況ですが、我々は新型コロナウイルスが終息する段階まで、強い心を持って、しっかりと力を蓄えておかねばなりません。
これらの123周年記念の取り組み等は、新型コロナウイルスの終息が見えてきたタイミングで、本市が大きく浮揚していく為の重要な力になると確信しています。
言い換えると本市は、沈んでしまった地域の活力を取り戻す為の、貴重なチャンスを有しているということです。
今は、市民の皆さんの健康や生活を守ることを第一に考え、四日市市役所が一丸となって、目の前にある危機を乗り越えていきましょう。
四日市市の危機を救うのは我々市職員の一人一人の強い気持ちです。
希望を持って、頑張っていきましょう。
なお、四日市市役所においても新型コロナウイルス対策に万全を期していきます。
感染防止としての、手洗い、うがい、咳エチケットは勿論ですが、職員の皆さんは、毎朝、出勤前に自宅で必ず検温を実施してください。
そして、37.5℃未満の場合は、出勤したのち、所属長への検温結果の報告をして下さい。
また、37.5℃以上やかぜ症状、体調不良のある場合は、所属長に報告の上、出勤を控えて下さい。
翌日以降も発熱などが続くようであれば、自宅療養し、その状態が原則4日間続くようであれば保健所に相談して下さい。
詳細やその他内容については、本日通知する「新型コロナウイルス感染拡大に伴う注意事項」に記載してあるので、必ず一読して下さい。
市民の生活を支える市役所機能を維持していく為に、全職員が感染防止に対してもしっかりと取り組んでいきましょう。
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≪参考:四日市市総合計画関連HP≫
https://www.city.yokkaichi.lg.jp/www/contents/1583285816705/index.html