四日市市では、明日(3月5日)から公立小中学校が臨時休校に入ります。

 

 四日市市は、独自の判断で3月2~4日までを通常登校とし、3月5日からの市内の全学童保育所の終日運営体制の構築に向けて関係機関との調整を進めてきました。

 

 その結果、全37小学校区にて学童保育所の終日運営の体制が整いました。

 

 大きな課題でありました人員確保ですが、各学童保育所が懸命に人員の確保に動いて頂いたことと、応援が必要な学童保育所に37人の教職員等を派遣する準備が整ったことで、体制を整えることが出来ました。

 

 また、3月2,3日に掛けて各小学校で全児童に対して実施した「休暇中の過ごし方調査」の結果も明らかになってきました。

 

 市内の公立小学校の児童は15,684人おり、その中で、上記の学童保育所の利用予定者は1,824人で全体の11.6%、小学校3年生以下で自宅で一人で過ごす児童及び兄弟で過ごす児童が563人(小学校3年生以下の7.1%)いる事が分かりました。

 

 それを受け、学童保育所に通えず、自宅で一人又は兄弟で過ごすことになる小学校3年生以下の児童の受け皿として、臨時休校期間中、それぞれが在籍する小学校での一時預かりを実施することを決めました。

 

 先日全児童に対して実施した調査で、相談希望のある家庭の確認を行っており、相談希望と回答した家庭には『臨時休業中の児童緊急一時預かり申込書』をお渡し、学校での一時預かりを希望される際に当該申込書を学校に提出して頂くことになります。

 

 調査で相談希望とされなかった家庭においても、適宜学校で相談を受け付け、一時預かり等に応じさせて頂きますので、ご不明な点がありましたら在籍している学校までお問い合わせ下さい。

 

 一時預かりによる学校での活動は自主学習となり、学校には保護者の方による送迎をお願いしています。

 

 給食は行いませんので、弁当、飲み物、上靴、学習に係る道具等は各自でご用意下さい。

 

 時間は、8時半から15時半となります。

 

 詳細は市のHPにて公開しています。

 

≪臨時休業中における児童生徒の緊急一時預かりについて≫

https://www.city.yokkaichi.lg.jp/www/contents/1583298592778/index.html

 

 加えて、公立小中学校の特別支援学級に在籍の児童生徒については、個別の聞き取りを行い、適切なサポートを行っています。

 

 なお、この度、臨時休校中に取り残される子どもがいない様、学童保育所や学校での一時預かり等の体制を整えることが出来ましたが、可能な限り自宅待機で感染症予防に心掛けて頂きたいと思います。

 

 また、当初、市では学童保育所等に行けない児童の為に、『こども子育て交流プラザ』の利用を案内しておりましたが、この度、学校での一時預かりを実施することを決めたことから、まずは、各学校をご利用頂きます様、お願い致します。

 

 何かご不安な点がありましたが、各学校までお気軽にお問い合わせ下さい。

 

 今回、臨時休校を3月5日からとしたことから、市内の全児童に「休暇中の過ごし方調査」を一斉に実施出来、各学校にて一人一人の子ども達の臨時休校中の生活状況の把握が出来たことから休暇中における児童のフォローも効果的に行える状況を整えることが出来、誰も取り残さない、きめ細やかな対応が可能となりました。

 

 今後も、市役所が一丸となり、家庭や子ども達のサポートを行っていきますので、この困難を乗り切っていきましょう。