今年度、四日市市立水沢小学校コミュニティスクール学校運営協議会(きらら委員会)が『「地域学校協働活動」推進に係る文部科学大臣表彰』を受けました。

 

 『「地域学校協働活動」推進に係る文部科学大臣表彰』は、今年度全国で100団体、三重県で2団体の受章であり、その中に四日市市立の小学校のコミュニティスクールが選ばれたことは大変喜ばしいことであります。

 

 四日市市は、以前より『コミュニティスクール』に力を入れており、平成27年度は八郷小学校、平成28年度は中部西小学校、平成29年度には中部中学校が表彰を受けており、全国から本市のコミュニティスクールの取り組みは高く評価されています。

 

◆水沢小学校の『コミュニティスクール』の取り組み

 

 平成22年度から、四日市版コミュニティスクール学校運営協議会として10年間活動を行い「水沢を学ぶ」「水沢に学ぶ」「水沢と学ぶ」をキーワードに、水沢地域の自然、文化、歴史、産業等と学習活動を重ね合わせて実践し、児童が「郷土・水沢」に親しみや誇りを持つ活動を行っています。

 

 「地域の産業を中心に据えた取り組み」として、水沢地区はお茶づくりが盛んな地域であり、お茶に関する体験活動を中心におき、学びを深める活動を行っています。

 

 例えば、3,4,6年生児童のお茶摘み体験や、学校茶園で収穫したお茶で6年生が「お茶カフェ」を開いています。

 

 6年生は、日本茶インストラクターからお茶の淹れ方などを伝授してもらい、体験活動で学んだことを活かす取り組みとなっています。

 

 また、運動会の熱中症対策として、地元茶農協に提供頂いた水出し茶のサービスを「きららボランティア」が実施しています。

 

 「地域とのつながりを重視した取り組み」では、きらら委員会(学校運営協議会)・地区連合防災会・学校との合同訓練を行い、地域ぐるみで防災活動や救助活動を行えるよう、協力体制の充実を図っています。

 

 更に、水沢地区社協との共同開催で、水沢地区文化祭を小学校で開催することにより、地域と学校教育との融合を図り、地域の様々な人材をゲストティーチャーとしてお招きし、地域の特性と人材を活かした活動を学年ごとに行っています。

 

 水沢小学校では、こういった一つ一つの取り組みを学校や学校運営協議会の皆さん等と共に作り上げて来ました。

 

 現場で熱心な取り組みをされてきた、皆さんに深く敬意を表します。

 

 現在、四日市市は「教育するなら四日市」を掲げ、教育環境の充実に取り組んでいますが、こういった現場の取り組みが全国的に評価されたことは非常に意義のあることだと認識しています。


 今後も、全国から注目される学校を目指して、積極的な取り組みを進めていきます。