1月20日の議員説明会において「新図書館の立地場所の検討結果」についての報告を行いました。

 

 一昨年の11月定例月議会において、「新図書館を含む中心市街地拠点施設整備事業における可能性調査検討経費」予算が可決され、1年程の期間を要し、従来の想定場所である「市庁舎東側広場」に「近鉄四日市駅直結エリア」「JR四日市駅直結エリア」を加えた3つの候補地から新図書館の立地場所として相応しい場所の選定を行ってきました。

 

 「近鉄四日市駅直結エリア」においては、駅東のスターアイランド建替案、スターアイランド改修案、駅西の近鉄パーキング南敷地+駅前広場活用案の3案の比較検討を行い、「スターアイランド建替案」が最も高い評価となりました。

 

 「JR四日市駅直結エリア」においては、駅前広場活用案、駅前広場+駅舎南側活用案、駅舎一体案の3案の比較検討を行い、「駅舎一体案」が最も高い評価となりました。

 

 上記を踏まえて、最終的に「スターアイランド建替案(近鉄四日市駅直結エリア)」、「駅舎一体案(JR四日市駅直結エリア)」と「市庁舎東側広場案」との比較検討を行い、以下の理由等から「スターアイランド建替案(近鉄四日市駅直結エリア)」が最も優位性が高いという結論となりました。

 

・公共施設及び民間の機能を設置するのに十分な広さを確保出来る

 

・1フロア当たりの面積が大きく、図書館機能を4フロアに集約できることから、利用者の移動の負担が少ない

 

・近鉄四日市駅は、一日の乗降客数が約4.8万人と県内最大であり、現在進めている近鉄四日市駅周辺等整備基本構想に基づき、駅と拠点施設が歩行者用デッキで直結できることから集客の期待度が高い

 

・近鉄、あすなろう鉄道、バス路線など公共交通の結節点に直結しており利便性が高い

 

・地上からの低層部及び高層部に民間施設を配置することで、中心市街地の賑わいにつながる

 

・近鉄四日市駅前の高層ビルでランドマーク性・視認性が高い

 

・中心市街地の核となる近鉄四日市駅及び商店街に隣接し相乗効果が見込める

 

 今後、選定した「スターアイランド建替案」を新図書館の候補地として関係機関との協議に入っていきます。

 

 今後の新図書館のスケジュールとしては、2027年を目標に現在推し進めている「近鉄四日市駅周辺整備事業」に合わせた形での整備を予定しています。