令和元年度に実施された「全国学力学力テスト」の各自治体の結果が昨年公表され、市としての調査結果の分析を実施しました。

 

 今年度の「全国学力テスト」は、小学校6年生にて国語、算数の2教科、中学3年生で国語、数学、英語の3教科を対象に行われました。

 

 その結果、四日市市として小学生の国語を除く、4教科(小学校:算数、中学校:全科目)で「全国平均を超える又は同等」という結果になりました。

 

 また、今年度からテスト科目に追加された中学生の英語では、全国・三重県の平均を大きく上回る結果となりました。

 

 英語の結果は、都道府県別及び政令市別の公立学校の平均正答率からみても、上位グループに属しており本市の積極的な英語教育への取り組みの結果が出たといえます。

 

 英語についてはこれまで、本市の姉妹都市ロングビーチ市やJETプログラムからのネイティブの英語指導員を順次増やし、担当教員との連携による指導に力を入れてきました。

 

 また、中学校2,3年生対象に英検IBAを実施し、生徒一人一人の英語力を把握し、生徒の英語学習への動機づけを促し、授業改善にも繋げてきました。

 

 今年度から全国学力テストの科目に加わった英語ですが、引き続き、四日市市として英語教育に力を注ぎ、高い結果を出すことが出来る様に努めていきます。

 

 一方で、全国・三重県平均を下回った小学生の国語においては、「漢字」「接続後」「ことわざ」の理解と活用に課題がありました。

 

 今後、全国学力テスト結果の詳細な分析を図り、研修会等で各学校に具体的な授業づくりについて指導を行い、各学校においても自校の分析・結果公表を行い、授業改善に向けた取り組みを進めていきます。