9月1日は防災の日でした。

 

 四日市市は、現在市内に118か所ある指定避難所の機能強化を進めています。

 

 その一つとして、「地域応急給水栓配備事業」として、今年度から3年間を掛けて全指定避難所に『応急給水栓』を配備していきます。

 

 今年度においては、9月末までに全地区市民センターに配備します。

 

 過去の大規模災害では、水道管の復旧が進み、消火栓から水道水が出るようになりましたが、建物への引き込み給水管の復旧が遅れ、建物の蛇口からは水道水が出ない状況が続いた事例がありました。

 

 「地域応急給水栓配備事業」により、四日市市上下水道局が水道管の復旧後に水道管に接続されている消火栓に『応急給水栓』を取り付けて、被災者の皆さんに水道水を利用して頂くことが可能となり、給水機能が格段に向上します。

 

 『応急給水栓』の全指定避難所への常備は、三重県では初めての取り組みとなります。

 

 また上記に加え、四日市市はこの度『避難所内案内プレート』(40種類74枚1セット)を作成し、全指定避難所に配備しました。

 

 今回の『避難所内案内プレート』の特徴は、やさしい日本語やピクトグラム(認識しやすい視覚記号)を使用し外国語6ヵ国語対応となっており、要配慮者に配慮したものとなっています。

 

 これは、四日市市が平成28年に作成し、国から高く評価され熊本地震や平成30年7月豪雨の際に被災地でも活用された「避難所運営の手引き~男女共同参画の視点を取入れて~」の考え方に基づいています。

 

 この『避難所内案内プレート』は、今年の各地区の防災訓練でも活用して頂いています。

 

 大きな災害の発生が危惧される中、市民の皆さんの避難所に対する関心は高まってきています。

 

 四日市市は、避難所の機能強化を図る為に一つ一つ着実に整備を進め、避難者・被災者の安全安心を確保していきます。