4月10日に、本市の児童発達支援センター『四日市市立あけぼの学園』が下海老町に移転開園しました。

 

 『あけぼの学園』は、昭和54年4月に開設し、今年度で40年目を迎えます。

 

 これまでは、西日野町にありましたが利用者の増加に対応する点や機能強化を図る点から、延べ床面積で移転前の1.6倍に拡大すると共に、新たに機能を拡充し移転開園という運びになりました。

 

 『あけぼの学園』では、大きく4つの事業(①児童発達支援事業、②保育所等訪問支援事業、③放課後等デイサービス事業、④居宅訪問型児童発達支援事業)を実施します。

 

 主な事業となる「①児童発達支援事業」は、発達が心配な乳幼児の心身の基礎的発達を促すための支援を行います。

 

 今回の移転開園に伴い、集団支援の1日定員を70名から県下最大の規模となる80名に拡大すると共に、週5日、週1日通園の2つのグループから週5日、週3日、週2日、週1日通園の4つのグループに通園日数の選択肢を増加しました。

 

 この事により、利用者総数が170名から240名となり、多くの希望に応えられる様になりました。

 

 「②保育所等訪問支援事業」は、児童が生活する保育園や小学校などを訪問して集団生活に適応できるような関わり方(工夫)などについて助言や支援を行います。

 

 今年度から、児童1人あたりの支援回数を年1回程度から2~3回に拡大します。

 

 「③放課後等デイサービス事業」は、就学している児童を対象に、学校の授業終了後等に生活能力向上のために必要な発達支援を行います。

 

 今回の移転開園に伴い、1日定員を10名から30名に拡大し、集団支援と個別支援を行います。

 

 「④居宅訪問型児童発達支援事業」は、重度の障害などにより外出することが困難なため、通所支援事業等を利用することができない児童を対象として、新たに自宅を訪問して発達支援を行うもので、今年度から新たに取り組む事業となります。

 

 人員も2年前の58名から平成31年度は76名と、2年間で18名を増加させています。

 

 今後も『子育てするなら四日市』のスローガンの下、発達に不安のある子ども達やご家族の支援をしっかり強化していきます。