先日、平成30年度の「全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果」が発表されました。

 

 当調査は、全国全ての小学5年生、中学2年生を対象に行われ、毎年結果が公表されます。

 

 四日市市は以前、当調査で全国平均、三重県平均を下回る傾向にありましたが、ここ数年、現場での熱心な体力・運動能力向上の取り組みが功を奏し、結果が右肩上がりで伸びています。

 

 平成30年度の四日市市の体力・運動能力の結果は小学校、中学校男子・女子全ての部門にて過去最高の記録となりました。

 

 また、小学校男子、中学校男子・女子で全国平均を上回りました。

 

 3つの部門で全国平均を上回ったのは昨年度に続き、2回目となります。

 

 3~5年程前までは、全国平均>三重県平均>四日市市平均という傾向にありましたが、今では四日市市平均≒三重県平均>全国平均という傾向に改善を遂げてきました。

 

 四日市市では『教育するなら四日市』を掲げ、学力、体力の向上に力を入れています。

 

 教育委員会では、現在、四日市市運動能力・体力向上推進委員会を設置し、子どもたちの体力、運動能力等の現状と課題等を継続的に把握し、体力の向上に関わる有効な取り組みについて、各小中学校へ発信しています。

 

 また、当推進委員会では、「授業はじめの5分間運動カード」や「四日市版体育授業ガイドブック」を作成し、各小中学校教員に配付し、さらに、体育担当者研修会を年3回実施してきました。

 

 この事により体育・保健体育科の授業での「5分間運動」の取り組みが定着し、教員の授業改善に対する意識向上もつながっています。

 

 全国平均を超えることは最低限の目標であり、更に四日市市の子供たちの体力向上に努めていかなければなりません。

 

 そして、現在も総合教育会議の場で、四日市市の子供たちの体力向上に向けて市として何が出来るか議論を進めており、現場の意識の向上や市としてのサポート体制の充実を図っているところです。

 

 今後も、教育委員会と力を合わせて、多くの"元気もりもり"な子ども達を育てていきます!