8月定例月議会において、減額修正がなされた『新図書館を含む中心市街地拠点施設整備事業』における「可能性調査検討経費」予算を11月定例月議会にて再上程しました。

 

 これまでの新図書館整備に向けた流れを振り返ると、平成28年6月定例月議会にて『中心市街地拠点施設整備事業基本計画策定予算』が可決され、基本計画の策定がスタートしました。

 

 そして、平成30年1月に「中心市街地拠点施設整備基本計画」が策定されました。

 

 「中心市街地拠点施設整備基本計画」は立地場所を「庁舎東側広場」という前提で策定が行われましたが、先述の平成28年6月定例月議会の基本計画策定予算審議の場において、当時の市長である田中前市長が「当該予算が認められれば、議会の意見を聞きながら基本計画の策定を進めるとともに、策定後に議会との協議の場を設け、理解を得た上で次の段階へ進めていきたい」と述べました。

 

 これは、議案審議の中で新図書館の立地場所を「庁舎東側広場」とすることに対する様々な意見があった為に、立地場所においても基本計画策定後に改めて議会の理解を得ていくという趣旨の発言であったと理解しています。

 

 そういった背景の中、基本計画が1月末に策定され、議員に皆さんに対する各会派別の聴き取りの結果や議会での発言から、改めて立地場所について多くのご意見があることを認識しました。

 

 このことから、基本計画策定後の次の段階に進むには、立地場所の決定に向けて更なる客観的な調査が必要であると考え、8月定例月議会に『新図書館を含む中心市街地拠点施設整備事業』における「可能性調査検討経費」予算を上程しました。

 

 しかし、8月定例月議会の予算審議にて、主に①基本計画策定後、議会に十分な説明を欠いたまま「可能性調査検討経費」予算上程に至ったこと、②立地候補地として提示した5ヵ所の具体性が欠けたことの理由により、当該予算は認められませんでした。

 

 上記の議会での指摘を真摯に受け止め、再度執行部で協議を行い、11月5日の「議員説明会」の場にて、新図書館整備に向けた私自身の思いや考えを直接議員各位に伝えさせて頂くと共に、より具体的に現実的な候補地に絞り込み、これから事業を進めていく旨を説明させて頂きました。

 

 そして、再度今11月定例月議会において、『新図書館を含む中心市街地拠点施設整備事業』における「可能性調査検討経費」予算を上程致しました。

 

 当該予算の審議が、12月11日の総務常任委員会から始まります。